羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

若者ことば

2011年07月03日 08時57分12秒 | Weblog
 今、年若い女友達との電話を切ったところで書きはじめた。
 昨日のズームインサタデーを見てくれた、という電話だった。ひとしきりはなしたところで彼女に問いかけた。
「“神アプリ”ってどういう意味かしら」
「それはですね、。。。。きっと、たといえば、AKB48の“神セブン”から来てるんじゃないです。あの~、AKB48の総選挙があるってことはご存知ですか」
「それは聞いたことがあるわ」
「それなら、話は速いです。つまりトップの7人は変わらなくて、神セブンと呼ばれるんです。で、好きな子を応援するために、極端な話500万円くらいお気に入りのメンバーのCDを買って、それに一枚ずつついてくる500枚の投票権を、たった一人で得るんだそうです」
「あぁ~。わかるわ~。昔ね、宝塚のトップスターに育て上げたり、トップを維持させるために、マダムたちが競ってつぎ込んだことがあったの。今は、どうなっているのかしらないけれどね」
「そうです、そうです。たとえば別の男性若者グループでもですね、バックで踊ったり歌ったりしている14・5歳の少年を育てることに情熱を傾けている人たちもいるそうですよ」
「その感覚ね! で、神アプリは?」

 彼女独自の解釈によると、”今いちばんチョー大切な”という意味に受け取ると見えてくるという。
 つまり、“これがオススメ・アプリ”というよりも、この言葉の方が若者たちには感覚的に分かる選択だった。

 思いを馳せれば、学生が話している言葉が通じないことがある。彼らは彼女たちはそのことを承知していて、先生に対しては使わないように心がけている。が、時に耳にした時、切り込んで「どういう意味」とたずねることもある。すると「むにゃむにゃむにゃ」で、分かったような分からないような答えが返ってくる。同世代には、その場の雰囲気で感覚的に分かる言葉なのだ。からだ言葉に近い感覚を今にフィットする言葉にした、とでもいう感じかな。
 しかし、意味の説明を受けてから、しばらくして納得するようでは、会話はなりたたない。話し言葉の命は”即”にあり。
 
「そうなのね。神アプリが神セブンのときの“神”であったり、暮らしのなかで “なくてはならないものと常に共に生きる” という意味で使われると解釈をされれば、最初にこの文字を見たときから続いてある『?』なマークは、瞬く間に消えてくれるわね」
 本日は、朝から、大変、勉強になりました。
 ありがとう、トモコさん。
 
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