羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

近い過去の行動記憶の曖昧さと思い込みの怖さと……さまざまな先入観と

2011年12月15日 07時04分54秒 | Weblog
 連日のブログ記述を振り返って、「この年になってお恥ずかしいことと言ったらない」、穴があったら入りたい、とはよく言ったものだ。
 しかし、今からでも遅くはない。いくつかの戒めを噛み締めている。

 一つ目の戒め:近い過去でも行動記憶はかなり曖昧だ、ということ。
 一つの製品を箱から取り出すときの手順や、自分が行ったことを記憶しているつもりでも、後から振り返って細部まで思い出せない。にもかかわらず思い出せると“思い込む”ことだった。そもそも土曜日は、レッスンの直前で、時間ギリギリ条件、さらに込み合ったロビーで開封作業を行ったこと、という二つの条件が物語を複雑にしてしまった。
 ゴタゴタしている心の状態で何事も行ってはいけない、ということ。

 戒め二つ目は、ある思い込みが起こるのは、たった一つの原因からではなく、過去にさまざまな刷り込み記憶が重なってイメージが作られ、そこを起点に自分の思いが一方向に流れ出すと、いくらでも間違った認識に自らが“思い込む”ことがある、ということ。
 例えば、*Appleのデザインは隅から隅まで余分を削ってシンプルに作られている。→だから梱包にも緩みがない、と思い込む。*デジものは故障が多い。→もしかするとこれもその一つかもしれない、と自分の行動の間違いを忘れて思いこむ。*そう思い込んで自信をもって話されたことを聞いた人が、初歩的間違いの可能性を通り越して、もっと難しい問題に違いない、と考えて対処法を試みさせてくれたこと。→私がそんな初歩的間違いをおかしているとは思わない思い上がりがあった。*ちょっとした一言で思い込みが増長されることがある→「裏が表になって梱包されていたのかもしれませんね」の一言を、あり得ないとは考えないで、自分に都合のいい“自己弁護方向”に物語を作ってしまう。そして自分が納得する怖さ。

 他にもいろいろあるけれど、とにかく近い過去であってもある行動を正確に思い出すことは難しいという戒めだ。
 そして、急いた気を抑えて、足下を安定させ、手元をしっかり見て、口元を結んで、目元をすずしくして事に当たること。それが肝心と心得ましょう。
 常に新しく、過去に縛られず、先入観を払拭して事に当たること。難しいからこそ気をつけましょう。
 自分に言い聞かせているが、それがとっても難しい事なのよ!!
 なによりブログには安易に書かない事、これが一番大切と肝に銘ずること。

 遡ってみれば、長いDVD記録を、iMacでUSBに落としそれをMacBookAirにコピーしようと試み、上手くいかなかったことが発端だった。
 つまり、『DVDブック アーカイブス野口体操』春秋社版の元版『野口体操を解剖する』二時間三十分の記録が、9つの部分に分かれていて、それぞれで異なった記憶システムによることによって、コピーが難しかったことをアドバイザーが発見してくれたことからだった。
 安定してDVD記録を見るためには、「MacBookAir SuperDrive」しかありません、というすすめから始まった。

 そもそも身の程知らずで、Apple製品に手を出したのが間違いかもしれない。しかし、せっかく手に入れたMacたちだし、SuperDriveだ。これから大いに活用したいよね!
 
 最後の戒め二つ。
 急いては事を為損ずる。
 これからは、身の丈にあった暮らしを心がけよう。
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2 コメント

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脳内ブロック (サジ)
2011-12-15 09:26:46
あの日、目の前に(逆さまに)差し出されたDVDプレーヤーにディスクを入れては拒否されていた僕も、その時点で脳にロックが掛かっていたわけですね。こういうことは日常様々なところで起こっているのでしょう。「そう慌てなさんな」「物事簡単に決めつけないで違うアングルから眺めることが大切だよ」と、野口先生の声が聞こえてきます。反省!
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ありがとうございます (羽鳥)
2011-12-15 09:37:39
サジさんまで反省していただいて、「旅は道連れ世は情け」ですね。私にも、野口先生の笑い声が聞こえます。
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