羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

凡夫のつぶやき!

2008年03月30日 19時26分11秒 | Weblog
 年若い女性のお客人あり。
 この日まで、大事にとってあったお菓子を賞味す。
 季節の羊羹『桜の里』。
 しばらく前に『夜の梅』と二本入りの虎屋さんをいただいてあった。

 名前からして素敵だけれど、見た目にも美しく、なにより美味しい。
 一口食すと口の中に広がる味は、控えめな甘さと、塩味が少しきいている。
 道明寺羹と塩漬けにした桜の葉を細かく刻んみこんだ練羊羹なのだから。。
 ちょっともっちりした道明寺の桜餅に似た感じと桜の葉の香りがしている。
 視覚・嗅覚・味覚の三拍子揃ったお菓子である。
 緑と桜色の二段重ねの羊羹は、相当に考え抜かれたものだ。

 日本の四季を菓子に盛り込む意匠には、風土が文化を生み育てるそのことがしっかりと舌の上で蕩け出すのだ。

 いい贈り物をいただいてあったと、送って下さった方の顔を思い出しながら賞味した。

 ところで4月が間近いというのに真冬の寒さで、花見に出かける予定がすっかり変更になって、ストーブをつけて部屋にこもってひたすら話し続けた。
 新学期前の休日、お茶とお菓子で、よい時間を過ごすことが出来た。
 玄関正面には、昨日いただいた花束を花瓶に活けて、客人をお迎えすることが出来たことも書き添えておきたい。
 時を得た戴きものって、いいなぁ~! 凡夫のつぶやき。
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