羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

何が幸せって?

2008年01月21日 14時50分47秒 | Weblog
 冬は、葱はもちろんのこと、根菜類が美味しい。
 お正月に新しい包丁を手に入れてから、野菜の切り口に注目するようになった。
 切り口が美しく、野菜の水分がジワァ~ッとにじみ出る。

 包丁のお蔭で、毎朝、大根卸に頂き物のシラスの一品を添えている。
 大根を包丁で切り離すときに出る汁気を舐めてみた。これが驚くほど甘いのである。刃物職人の方から教わった方法で切っていると、味まで違ってくる。
 卸金は二十数年使い込んでいる。アカなのでクレンザーを亀の子たわしにつけて、ゴシゴシ磨いているもの。相当、使いこんでいるにも関わらず、大根が小さくなると、未だに指の皮膚を卸してしまうくらいによく卸せる。
 新しい包丁と銅の卸金ですった大根は、臭みが出るのが遅い。

 真っ白な大根卸しに真っ白なシラス干は冬の美味である。
 豆腐になめこの味噌汁。あるいは冬葱にさつま芋の味噌汁。もう一つじゃが芋に若布と油揚げの味噌汁。そのほか残り物の煮物や、人参+ピーマン+きくらげを入れた炒り豆腐等々。
 そうそう朝粥だったりする時は、少し甘めの自家製牛肉の佃煮が美味だ。千切り生姜をたくさん入れてつくり置きしておくといい。因みに、ご飯の場合の牛肉の佃煮は、甘さを控え醤油の味をきかせておく方が美味しい。
 
 そんな取り合わせでいただく朝の食事。
 食べ終わったあとに、なんだか元気が湧いてくる。
 こうした日常が繰り返される幸せってあるよね~って思う昨今である。
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