羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

もう師走、新しい年がやってくるー

2017年11月27日 09時08分04秒 | Weblog
 今週末には、師走の声をきく時節となってしまった。

 今年は、4月1日に「野口体操の会」の発足、9月には会報「早蕨 SAWARABI」創刊号を発行、同月24日と11月3日に「野口体操の会 “早蕨塾”」を、二回とも開催することができた。
 事務局の近藤早利さんを中心に、事前にあれこれ考えたことはすべて杞憂に終わった。
「案ずるより産むが易し」のことわざ通りであったことは大変嬉しいことだった。
 すべて予想以上の成果が上がった。
 お蔭さまの一言につきる。
 先週の土曜日には、来年3月発行予定の「早蕨 SAWARABI」第二号のこと、2018年度の「早蕨塾」の企画案等、会合を持つことができた。
 2年目も順調に小舟を漕ぎ続けることができることを願って、残りの一ヶ月を無事に過ごしたいと思っている。

 私事。
 施設に入所した母は、ますます元気になって、目がキラキラしている。
 当初はどうなることかと案じていたが、秋頃から食事もしっかりとれているらしい。
 介護士さんからは「長生きされますよ」と、伝えられた。
「百歳」
 それを越えて生きるのか?
 嬉しいことではあるけれど、娘としては複雑な思いもなきにしもあらず。
 実は、秋から始めた「遺言書作成」準備で、細かいことが気になってしかたがない。
 日々の暮らしのなかで、なにげなく行っている季節による衣替え・体調の変化で献立を替える食事・快適な住まいを整えること、といった生きる基本を継続することの大事さを、新しい環境に馴染むのに苦労している母を見ながら痛感しているからだ。
 25日の土曜日の朝のこと。
 5階にある4つのユニットの家族が集まる茶話会に出席する前に母を訪ねた。
 短い時間だったが話をして、会場に向かおうとしたその時
「帰りましょう」
 はじめて大きな声で、母が意思表示を示した。
 その言葉を振り切るように、エレベーターに向かった。
「帰りましょうー、帰りましょうー」
 繰り返される言葉。
 朗々と響く声を、背中にしょったその時
「逆縁になりませんように」
 初詣で祈る言葉が浮かんだ。
「こればかりは、神頼みしかあるまい。お賽銭は、はずまないとねー」
 いやいや、なるようにしかならない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする