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業界最高年齢社長Halのゲーム日記 その465 節電は善か?編

2012-02-18 13:43:00 | ノンジャンル
HDの寿命は1年半。 というと「なにをバカな」と言われるかもしれないが、ちぃとばかり我慢してもう少し先を読んでいただきたい。


東電が値上げを申請したそうだ。 あれだけの大事故を起こしたのに、値下げならともかく値上げとはねぇ。

東電(だけではないが)が節電を呼びかけたので、電力の消費量が減ったことも業績悪化の原因の一つらしいが、これはまあ、自業自得というもの。

節電というもの自体がどうも怪しげである。 

使用しない時には機器の電源を切るということが勧められている。 一見節電になるように見えるが、本当にそうなのだろうか?

大分前に蛍光灯の寿命のデータがあった。 つまり、使わない時にはこまめに蛍光灯を消すのと、つけっぱなしの時と、どちらがよいのかということである。

つけっぱなしならば当然電力を消費する。 しかし頻繁にスイッチオフにすると、蛍光灯自体の寿命が短くなる。 どの位の時間使用しないのならば消灯した方が良いか、そんなデータである。

これが約7分だった。 随分前のデータなので、現在とは異なるところもあるだろうが、おおよそそんなものだろう。


コンピューターでも、有る時間操作しないとモニタの電源やHDのを切る設定などがある。 これがくせ者だ。 およそ全ての機器は電源のオンオフでかなりのダメージを被る。

特にHDの場合は、起動時に相当なダメージがあるという。 相当長い間連続使用している場合(数時間とか)よりも、起動時に受けるダメージの方が遙かに深刻らしい。 

HDのS.M.A.R.T.情報を見ると、対応しているHDでは起動回数も記録されている。 私のHDでは千回弱から1500回程度だった。

メーカー発表の起動回数による寿命は10万回というが、これはちと信じられない。 体験的に、又メーカー以外の情報も参考にすると、おおよそその1/10或いはそれ以下だろう。 仮に1万回とすると、一日に1回の起動(つまりPCを使っている時はHDはまわりっぱなし)で約30年となる。 

一年一昔秒進分歩のコンピューターの世界では、1つのHDを30年も使う人はほぼ皆無だろう。 ほとんどは数年に一度は買い換えるので、事実上一生使えるということになる。

ところが電源設定で30分でHDの電源を切る設定にすると、1日10時間の設定でも20回は起動を繰り返すということになる。 1年で7300回、前記の寿命1万回を当てはめると1年半足らずでアウトということになる。

実際にはHDの寿命に影響するのは、起動回数だけではなく使用時間・温度その他種々の原因があるので、こんなに単純にはいかないが、少なくとも30分でHDの電源を切る設定はやめた方が良さそうである。 私の場合はノーパソを除いて、HDはPCが立ち上がっている限り連続運転、電断なしの設定にしてある。


で、節電の件である。

HD1台を作るのに消費する電力と、数時間HDを回している電力と、どちらが多いのだろうか? 恐らくHD1台作る電力の方が遙かに多いと思う。

これはPCのHDの例だが、他にもテレビその他全ての機器で同じようなことが言えるだろう。 「使わない機器はすぐにスイッチを切りましょう」などという、怪しげな宣伝に迷わされてはいけない。 過度の節電はむしろ増電になるのだ。


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