御神楽少女探偵団その6
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極限的僻地、地の果てサイタマーで、時人と諸星は調査を終えた所からである。
■捜査編3 浅草 日本館
ここではQTEがある。
これは本家のPSではマーカーの指示通りに左右のキーを押さなければならないのだが、あまりの不評により、エルフのPC版では環境設定のアクションムービーをオフに設定すれば、何もしないでもクリアになる。
それでも面唐ナはあるが、本家よりはましである。
前回プレイ時の記憶では、アクションムービーオンでも何かのキーを押せば良い、というものだった。
しかしそうではなく、アクションムービーをオフにしなければだめだったのだ。
記憶というのは、案外あてにならないものである。
もっとも前回のプレイは10年以上前のものだから、忘れていて当然かも知れない。
日本館ではメフィストの扮装をした人物を追うのだが、逃げられそうになった瞬間聡恤wのおばちゃんが登場、スカートをめくり上げて(ただしパンツは見えない 残念でした!)銃を取り出し、メフィストに擬する。
このおばはんは巴の仮装だったのだ。
そのメフィストは菊村さくやだった・・・
■太白星 解決篇
菊村の尋問を行う一同の所に、時人と諸星が世界の僻地、サイタマーから戻ってきた。
時人は一同に、神奈川出版のゴミ捨て場から拾ってきた原稿を見せる。
それは、風間が沢死亡の第一報を聞いた際に書き始めた原稿で、「沢アヤコ自殺」と書かれていた。
そして、時人が花火職人の霧崎孝から手に入れた、茶封筒に封入されていた写真は、風間と菊村の「ハメ撮り写真」だったのだ。
菊村は、沢と風間に言うことをきかないと歌劇界にいられなくなるなどと脅され、いやいゆ風間と関係を持ったのだった。
そして、事件当日さくやは、楽屋に横たわっている沢を見かけ、衝動的に彼女を刺してしまう。
もちろん、この時沢はすでに死んでいた。
その現場を偶然松崎が目撃し、松崎は恋人のさくやを守るために、自分で罪をかぶろうとしたのである。
松崎の逮捕を知ったさくやは、彼を救う為にメフィストの扮装をして河村の楽屋の前に現れ、捜査をかく乱しようとしたのだった。
その後時人は、風間を呼び出し自分の推理を披露する。
最近河村に人気が集まり、落ち目になって焦っていた沢は、睡眠薬の飲みすぎによる自殺未遂事件を起こし、風間に大きく書きたててもらって、世間の注目を集めようとしたのである。
沢は風間と関係を持ち、自分に都合の良い評論を書いてもらっていたが、風間に嫌気が差してきた彼女は、風間に菊村をあてがう。
そして、風間と菊村の情事をハメ取り写真に撮り、それを材料に風間を脅すつもりだった。
ところが、風間はこの計画を逆用して彼女を始末しようと考えたのだ。
計画決行当日、沢が飲む予定の睡眠薬の瓶の中身を、毒薬と摩り替えておいたのは、風間だった。
これで、沢は自ら毒を飲んで死んだことになるのである。
沢の自殺計画を事前に知っていたからこそ、風間は沢の死の第一報を受けた時に、至極冷静に原稿を書くことができた。
そして、その原稿の見出しが「沢アヤコ自殺」というものだった。
しかし、実際にはさやか沢の死体をナイフで刺したために、当初警察は沢の死をナイフによる刺殺と考えた。
この誰が見ても他殺に思える状況なのに、風間は「沢アヤコ自殺」という記事を書いたのはこのためである。
「沢アヤコ自殺」と書かれた自筆の原稿を突きつけられた風間は、観念するのだった。
恒例のツッコミだが、単に「自殺」と書いた記事だけでは、物証にはならないだろう。
「こんなこともあるかと思い、書いておいただけだ」と言われれば、それでお終いである。
それだけであっさり罪を認めてしまうのは、不自然だろう。
これにて太白星は完了、第三話『夢男』へと続く。
御神楽少女探偵団その7へ続く