電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

初めて葬儀の差配をして感じること

2015年05月18日 06時02分33秒 | 季節と行事
過日、親戚に不幸があり、葬儀の差配役を頼まれました。葬儀社に依頼はするものの、親族も多く、誰かが差配役をしなければなりません。これまでは、今回亡くなった方が主として差配役を引き受けてくれていましたが、世代交代により、いよいよ私に順番が回ってきたのかと、感慨深いものがあります。

一度だけ喪主をつとめた経験はあるものの、差配役となると複雑さはまた格別です。呆然としている遺族を助け、親族をまとめ、手配をし、葬儀や告別式、初七日等の準備を進める必要があります。今回は、近所に一つ年下の強力な助っ人がいましたので、本当に助かりました。そうしたチームワークとフットワークが、田舎の葬儀の特徴かもしれません。

結論から言えば、依頼した葬儀社は「当たり」でした。実に緻密に、抜かりなく助言・提案・サポートをしてくれました。料理も良かったし、経費面でも、我が家で依頼した社よりもずいぶん負担が少なくなったようです。

そうした実務面を離れて客観的にみた場合、葬儀にお金がかかりすぎると感じます。様々な名目はありますが、セレモニーホールと住職に支払う金額を合わせると、ごく若い喪主であれば年間の生活費に相当するほどになってしまうというのは、どこかおかしいのではないか。例えば、様々な理由で生活に困難を抱える人が、金銭的な理由で、親の死を悼み、埋葬することができないというのは、実に不幸なことです。

いずれにしろ、無事に終わって良かった~。ほっとしました。次回はないことを祈りたいものです。死は誰にとっても不可避とはいうものの、できれば年齢の順に順番に、できるだけゆっくりと来てほしいものです(^o^;)>poripori

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