電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ONKYOのUSBオーディオ製品を試す

2009年02月09日 06時22分09秒 | クラシック音楽
先日、ONKYO のダイレクトショップで、いわゆる「わけあり商品」の特売(*)をしているのを見つけ、7,980円というお値段に引かれ、だめもとで購入してみました。先にダウンロードしていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の MP3 音源の再生がなかなか魅力的なものですから、S/N比の悪いコンピュータの音をアンプで増幅するのではなく、USB 音源をアンプにつないだらどうだろうと考えた次第。製品名は、ONKYO の SE-U33GX+ というもので、「新品未開封箱不良品」と表示してありました。同社の製品ランクとしては普及型のレベルですが、特徴としては、MM式カートリッジによるLPレコード対応が挙げられます。ポータブルのノートパソコンに本製品を USB 接続し、使い慣れたレコードプレーヤーの音を取り込むこともできるようです。



まずは、自宅の WindowsXP 機に USB 接続し、Administrator で起動すると、デバイスドライバが自動的にインストールされ、添付の CD-ROM も全く使いません。音楽 CD を再生してみると、やっぱり再生音がだんぜん違います。一番嬉しかったのは、ヘッドホンで聴いてもノイズに悩まされることがなくなったこと。愛用している SONY の本式のヘッドホン(DR-6M)を持ち出し、プリメインアンプに接続して、アシュケナージのピアノで、ベートーヴェンのピアノソナタ第3番を聴きました。イヤホン型のものよりも、再生音が、特に低域が、ずっと豊かに感じられます。



では、Linux ではどうだろうか?

USB 端子を hp のデスクトップ s3450jp/CT に接続しなおし、電源を入れます。すでに WindowsVista は削除してしまい、160GB が Linux 専用となった Ubuntu-Linux 8.04LTS に、「アプリケーション」の「追加と削除」メニューから「サウンドとビデオ」の ALSA Mixer にチェックを入れ、導入しておきます。「システム」の「設定」メニューから「サウンド」を選び、「デバイス」の「楽曲と動画」を「USB Audio」に設定してやると、難なく音楽が流れ出しました。数年前には考えられなかった、驚くほどの簡単さです。
スクリーンショットは、音楽再生の Rhythmbox です。画像は実際よりもやや縮小してあります。



自作バスレフ箱に入れた Fostex の FE-103 から、ノイズの少ない音がくっきりと聞こえます。せっかくの小型スピーカの定位のよさを生かすために、なんとかスタンドを工夫し、せめて左右の高さと位置をそろえたいものです。今後の課題といたしましょう。

(*):e-ONKYO アウトレット
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