電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

音楽ブログ相互の影響

2009年02月17日 06時44分13秒 | ブログ運営
クラシック音楽の愛好者が、音楽に関するブログを主宰し、記事を掲載します。するとその記事を読んだ方も、CDやLPやネット上の音源などを探しだして聴きたくなりますし、実際そのようなきっかけで聴いていることがよくあります。このような動機付けは、昔ならば月刊レコード雑誌などがになっていた役割でした。雑誌の性格上、レコード会社の営業政策に由来する提灯記事も少なくなく、「これが決定盤」的な優劣比較も盛んで、よく読まれていたと思います。ところが現在は、ブログ記事をきっかけにして聴いている、その作曲家のその曲に関する演奏の多様性は、優劣比較の対象ではなくて、音楽愛好家が自分の生活の中でなぜか好んで聴いている趣味嗜好、好き好きの問題に過ぎません。

この人が記事に書いているこの曲は、いったいどんな音楽なのだろう。
この人は、この曲のこの演奏をこんなふうに聴いているのか。ふーん。こちらの演奏ではどうだろう。
この曲には、こんな背景があったのか。へぇ~。

というような感じで、音楽を楽しむための、日々のきっかけとしているのです。こういう、いわば相互の動機付けの役割が、音楽ブログにはあるようです。

そういう意味では、愛読している mozart1889 さんの「クラシック音楽のひとりごと」が、Doblog の障害によるサービス停止のために、もう一週間も読めない状態になっているのが残念です。一日も早い復旧を望むとともに、当方も記事のバックアップの必要性を感じます。

写真は、自宅の USB オーディオでも愛用しているヘッドホン、SONY DR-6M です。
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