電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

音楽映画の力

2008年01月13日 09時17分43秒 | 映画TVドラマ
映画は、ふつうストーリーと映像が売りで、そう何度も繰り返して観るものではないように思います。特に、スピードやスペクタクル性の強い映画は飽きるのも早く、台詞や人物像の陳腐さが鼻に付くようになると、もうだめです。

ところが、音楽映画はどうも少し違うように思います。描かれる人物像は類型的で、ストーリーはパターン化されたものであっても、音楽は別です。何度でも繰り返し楽しめます。特に、さわりだけでなくある程度まとまった曲を楽しめるものなら、これはもう、映像の魅力プラス音楽の力で、すっかりひきこまれてしまいます。

最近は、「スウィング・ガールズ」や「のだめカンタービレ」などが面白かったですし、昔の「巴里のアメリカ人」や「アメリカ交響楽」、あるいはミュージカルの「雨にぬれても」「サウンド・オブ・ミュージック」「マイ・フェア・レディ」「ハロー・ドーリー」などは、何度観ても(聴いても)面白いものです。音楽は、視覚とは異なり、記憶する部位がより古い脳の中にあるために、感情を揺さぶる力がより強いのかもしれません。
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