電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

休日にもかかわらず病院は

2007年10月08日 06時58分38秒 | Weblog
先日の朝、老父が腰が痛いという。一昨日から激しく痛むらしい。どうも、近所の畑仕事の仲間だった、同年代のバアちゃんが脳溢血で急死したのもショックだったようで、ちょっと元気がない。直腸ガンの転移・再発を考えたようだ。だが、それにしては便秘もないし、一昨日まではたいへん元気だったわけで、ちょいと違うような気はする。
とりあえず、直腸ガンの手術をした病院に電話をすると、休日急患受付に来るように、とのこと。すぐ車に乗せていったところ、幸いに外科の先生が当直だった。触診で痛みの部位を調べ、CTを撮る。大腸ガンの転移再発ではなく、坐骨神経痛ではないか、とのこと。整形外科の診察予約の手続きを取る。夜、痛みのためにほとんど眠れなかったらしく、点滴の間熟睡した模様。お医者さんの話に安心したようで、ずいぶん元気になった。現金なものだ。

そんな間に、看護婦さんが倒れたとのことで、ストレッチャーで運ばれてきた。さらに、交通事故の患者も運び込まれた。当直のお医者さんも、次々に新しい患者がやってくるし、対応する看護婦さんも大変だ。命を預かる商売なのに、素人目にも、あまりにもギリギリの生活のような気がする。休日にもかかわらず、病院は戦場のようだ。日本の医療制度は、アメリカのような「金の切れ目が命の切れ目」といったドライで殺伐としたものにはなっていない。その点では公平・平等で優れた面も多い。だが、当直などの条件を緩和する方策を取らなければ、そのうち外科や産婦人科の医者や看護婦さんは、なり手がいなくなってしまうのではないか。

写真は、裏の畑の片隅でまだまだ元気に咲いているマンジュシャゲ。今日は、近所のバアちゃんの葬儀に出席の予定。
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