電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

飲み屋に忘れた文庫本が戻る

2006年02月20日 20時16分16秒 | 読書
先日、高校の同級会の際に忘れた文庫本、電話をしてみたら「あります」とのこと。今日、仕事帰りに立ち寄り、受けとってきた。ディケンズの代表作の一つ、岩波文庫の石塚裕子訳『デイヴィッド・コパーフィールド』の第一巻だ。

保護者のような存在だった父親が亡くなり、若く世間知らずな未亡人は、幼いデイヴィッドを家事を切り盛りしてくれていた誠実なペゴティに托す。こうしてデイヴィッドは、ヤーマスのペゴティの兄の家で、みなしごのハムとエミリーと、寡婦のミセス・ガミッジと暮らすことになる。

ここまで読んで、飲み屋に忘れてきたので続きはありません、というのではなんとも情けない話だ。戻ってきてほっとした。よかったよかった。今晩はせいぜい続きを読むことにいたしましょう。

通勤の音楽、今週はクレンペラー指揮、マーラーの交響曲「大地の歌」を聞いている。管弦楽もさることながら、フリッツ・ヴンダーリッヒとクリスタ・ルードヴィヒの堂々たる歌唱が素晴しい。
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