電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ブックマークを整理する

2006年02月26日 21時41分50秒 | コンピュータ
Linux機で使っているMozillaブラウザのブックマーク(IEでは「お気に入り」か)がごちゃごちゃしてきたので、思い立って一気に整理した。日常的に使っているものは大丈夫なわけだが、フォルダの中に記憶したものはずいぶんリンク切れや休眠サイトが目についた。整理の原則として、
(1)リンク切れのものは削除する
(2)重複したものは一本化する
(3)休眠サイトはsleepingというフォルダに一括して移動する
というようにした。
その結果、ブックマークがずいぶんすっきりした気がする。ついでに、ブックマークをエクスポートして "bookmark-060226.html" ファイルとして保存し、共通化をはかることとした。データをMOにバックアップしておけば、そこからインポートするだけで使い慣れた環境が復元できるので、まずは一安心。
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タミフルの化学合成に成功

2006年02月26日 10時54分00秒 | Weblog
今年は、職場の同僚にもだいぶインフルエンザが発生し、タミフル(*1)の御世話になった人が少なくなかった。行動異常などの副作用が見られることもあるようだが、発熱して48時間以内に飲めばだいぶ効果が期待でき、比較的軽症で推移するため、信奉者になった人も多かろう。
実はこのタミフル、中国の植物の果実である八角(*2)を原料としていたそうで、スイスのロシュ社もこの原料難に悩んでいたらしい。しかし、芳香族アミノ酸の生合成の前駆体として知られるシキミ酸を経由しないで、石油から化学合成が可能な1,4-シクロヘキサジエンから合成(*3)できてしまえば、ロシュ社の特許の強さもどうなるかわからないだろう。情報技術を武器に、ゲノムとバイオで熾烈な競争が行われている今、不斉合成の文献参照数世界一の柴崎先生(東大)、厄介な特許紛争に巻き込まれなければよいけれど。「シバサキを特許紛争でしばれ。その間に研究を進められる」とか。

(*1): Wikipediaより、オセルタミビル、商品名タミフル
(*2): タミフルの主な原料となる八角
(*3): タミフル、化学的製造法を開発…スイス社と話し合いへ
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