厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2015年46冊目『ネクタイを毎月3本買う人はなぜスゴイ仕事ができるのか』

2015-03-17 21:46:40 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

放送作家・戦略的PRコンサルタントの野呂エイシロウさんが、ここまで来られたのは「運」と「見た目」であり、能力がすぐれているのにビジネスの前線から消えていった人たちに共通しているのはファッションだと言います。

相手と一言も話さなくても、仕事の詳細を聞かなくても、洋服とネクタイでほぼビジネスマンは決まるとのこと。そのセンスが良い人は、靴も鞄も髪型もよく、仕事もスマート、お金の使い方や契約の仕方もスマートだから。さらにファッションを変えると、精神面も大きく変わる効果もあるそうです。

その効果を実感するには、格好つけず・気にせず、全部やってみることですね。

本書では、見た目だけでなく、時間の使い方や読書術、朝の運動、お金との付き合い方にも触れており、カリスマ経営者など一流の人たちの仕事・生活の良い習慣を幅広く押さえています。

【my pick-up】

◎割り勘は貧乏くさくなりがち。やるときはスマートに。

細かすぎる割り勘も、貧乏くささの典型です。たとえば、5人で飲んで2万8840円請求されたら、大ざっぱに「ひとり6千円だね」でいいでしょう。会計をまとめる人はそれだけ大変なんだし、どうしても気になるなら、あとから200円ずつでも300円ずつでも戻したらいいのです。それを、わざわざスマホの電卓機能を持ち出して、「ちょっと待って、ええと、5768円ずつだね」と言われたとして、その端数をどうやってテーブルの上でやりとりするのか。それこそ、そこにいるすべての人が貧乏くさくなってしまいます。本人は「みんなのため」にやっているつもりでも、こういうことをされると、かえって周囲は困ります。決して、割り勘が悪いのではありません。スマートにやりましょう。

◎二次会に行かないだけで、あっさりと朝型に変われる。

4時起き生活に大転換するにあたり、ボクが取り組んだのが「二次会に行かない」というものです。二次会に行っている限り、いつまでたっても4時起き生活はできないだろうと考えました。

◎ジョギングで心身を整える。

世界の一流の人はみんなジョギングをしています。実際にジョギングの習慣が身につくと、多くの変化が生まれました。体重は減ってきたし、筋肉もついてきました。それによって、疲れにくくもなりました。さらにジョギングは、肉体面だけでなく精神面にも大きく寄与してくれます。走っているうちに、その日の仕事に関してアグレッシブなアイデアがどんどん浮かんできます。ボク自身、ジョギングをするようになってから精神的な持続力がついたと思っています。だから、雨が降っても走ります。

あなたのストレス解消法はどんなものでしょう?「飲みに行くこと」や「カラオケで歌うこと」であるならば、見直してみるのもいいかもしれません。本当にそれでストレスは解消できているでしょうか?本来ストレスは、誰かと一緒にいることで生まれるものであり、人と一緒に飲んだり歌ったりしていても、ストレスは増すばかりではないかと思うのです。こうしたことのためにお金を使うくらいなら、早く帰って早く寝て、翌朝ひとりで汗を流したほうがはるかに得策です。

◎ひとりランチはなんでもいい。

朝と夜に質のいいものを食べておけば、お昼は抜きでも大丈夫です。ランチを食べるために12時になったらダッシュで会社を出て、オフィス街を息を切らして駆け抜け、店に突入する人らはいったい、会社になにをしに来ているのでしょうか。仕事じゃなくてお昼を食べに来ているのでしょうか。本当は、最初からランチタイムなんてないと考えているぐらいでいいのではないでしょうか。添加物の含まれない質のいいジュースでも買っておいて、ぐびっと飲み干せば夕方まで走れるはずです。

◎本は読まなくても生きていけるが、一流の人にはなれない。

ボクは本もたくさん読みます。読みたい本があったら読むのではなく、「本をたくさん読むことに決めている」のです。というのも、ボクが知っている一流の人たちは、みんなすごくたくさん本を読んでおり、そのマネをしたいからです。一流の人は、好きなジャンルにとらわれずに、売れている本や最新刊には積極的に目を通しています。世の中の動きに非常に敏感で、それを読み取る努力を欠かしません。本はテレビと違って、向こうから語りかけてはきません。こちらから文字面を追わなければ、なんの情報も与えてくれないのが本です。その本をあえて読むか、それとも「向こうから情報を与えてくれるテレビで十分」と考えるかで、その人のかなりの部分が決定づけられるように思います。たしかに、本を読まなくても生きてはいけますが、たぶん、一流にはなれません。本は、多く読めば読んだだけ、なにかしらのものを得ることができます。毎月5冊本を読んでいるなら、それを10冊にしてみましょう。毎週1冊読んでいるなら、それを2冊にしてみましょう。あなたのステージがひとつ上がります。

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