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2015年39冊目『なぜ年収3000万円の男はセンスにこだわるのか?』

2015-03-05 17:47:54 | おすすめビジネス書

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評価 (4点/5点満点)

著者の臼井由妃さんが、経営、公演、コンサルタントの仕事を通じて年収3000万円を超える「エグゼクティブ」800名以上と交流してきた中で見つけた「秘密の法則」=大人の振る舞いと人付き合いの機微を心得た「エグゼクティブのセンス」を紹介します。

そのキーワードは「余裕」「大人」「素敵」「間」「食」といったところ。立ち振る舞いや身だしなみ、会話、食事のセンスを磨くことで、仕事にも良い影響を与えます。

センスを磨くというと一見ハードルが高そうですが、本書では身近な実践例が盛りだくさんで、今すぐできるものも結構ありますよ。

【my pick-up】

◎喫煙は「時間」を奪う盗人であると気づいている

喫煙している「エグゼクティブ」を探すのは、至難のワザといってもいいでしょう。「エグゼクティブ」がタバコをやめた理由のナンバーワンは、「時間の無駄」と気づいたから。健康やお金の節約を理由にあげて、禁煙する人よりも、はるかに多いのです。

◎なぜ「エグゼクティブ」は部下より早く出勤するのか

「エグゼクティブ」の出勤時間が早いのも「一番好き」の一端をあらわしています。実際、不思議なくらい、一番偉い人から順番に出勤してくるものです。平社員が始業5分前に慌てて出勤するとしたら、部長は15分前、役員は遅くとも1時間前には出勤しています。彼らが一番早く出勤するのは、社員が揃うまでにメールのチェックやスケジュールの確認、書類の決裁など、その日やるべきことを終えたいからです。

◎金曜日の夜は「アポ」を入れない

「金曜の夜は、自分のためだけに使う」「自分を癒すためにあてている」という「エグゼクティブ」の発言を、何度も耳にしました。彼らがその時間に、何をしているかといえば、音楽鑑賞や読書、マッサージや整体などのボディメンテナンス。「エグゼクティブ」に、金曜日の夜はとことん飲むという人は、まずいません。彼らにとって金曜日の夜は、心と体を解放して癒す「一人時間」を満喫するために、あるのです。一流の男は、金曜の夜は「自分にアポを入れる」。これが、「エグゼクティブ」のお約束です。

◎話の長さと年収は反比例する

かしこい人は話が簡潔であり、しゃべり過ぎる「バカ」は相手にされない。この法則は、800人を超える「エグゼクティブ」をビジネスやプライベートを通じて見てきた、私の実感です。彼らの話が短いのは、何を伝えるべきかを常に意識して思考が整理されているから。年収400万円止まりの二流の男は、センテンスに切れ目のない話し方をする人が実に多いのです。相手はイライラし、疲労困憊、聞く気も失せてしまいます。当然、そういう人は、「常識を知らない」「気配りができない」「付き合いたくない」「できない人」というレッテルを張られ、昇給、昇進はもちろん、「エグゼクティブ」への道は閉ざされるでしょう。

◎一流の男は時にストイックに自分をコントロールする

特に自分で会社を興し成功したオーナー社長は、決まった時間に食事をとるのではなく、「お腹がすいたら食べる」というスタイルがほとんどです。あるオーナー社長は、「朝昼晩、決まった時間に食事をするなんて、たぶん、ヒマな人のすることだね」と、言って笑います。我慢の限界まで、仕事に没頭する。ここで間食をするよりも、2時間後にフレンチのフルコースを楽しもう。「エグゼクティブ」は空腹を、モチベーションアップの材料にするのです。

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