評価 (3点/5点満点)
この本では、世界の上場企業の日本法人で人事の責任者を務めてきた村上賀厚さんが、実際に見てきた「要領よく出世する人」の思考と習慣を、数多くの実例とともに紹介します。
日系企業と外資系企業では、社風や制度など、違うところも多いのですが、共通点ももちろんあります。その共通点の最たるものが、まさに「要領のいい人が出世する」ということです。こればかりは、いつの時代の、どこの国の、どんな企業でも変わらない現実なのではないでしょうか。
・物事を上手に処理し、関係者の間でもうまく立ち回れる。つまり、働き方の「費用対効果」が高い。
・短時間で高い成果を出せるため、結果として仕事を楽しむことができ、プライベートも充実する。
・自分の信念にそぐわないことはしない。過度に会社に依存することなく自由に楽しみながら生きる。そのためのリスクは勇気をもって取る。
といった、要領よく出世する人の「8つの秘訣」「20の習慣」「15の考え方」「4つの教え」から、上司が‘あの人’を抜擢した理由を探ってみましょう。