評価 (3点/5点満点)
この本では、同じサラリーマンという環境下にありながらも‘残念な人’と‘できる人’の思考・行動パターンが生まれる背景を分析し、残念な人(=できていない人)が「できない」という言い訳を捨て去るために「手っ取り早く、何をやめればよいか?」を指し示すことを目的としています。
・多くの人たちの心労の原因となっている対人関係の当たり前を見直す(会社主催の飲み会で二次会に出るのをやめた等)
・有限である時間の使い方の当たり前を見直す(遅くまで残業して仕事をした気になるのをやめた等)
・突き抜けた評価を得るために、今の当たり前を見直す(真面目に会議に参加するのをやめた等)
・最もコントロールし難いお金の使い道についての当たり前を見直す(保険料を払い続けるのをやめた等)
・今の状況から抜け出したいと思った時によくある勘違いについて見直す(資格を取ることをやめた等)
本書で取り上げた33のコトは、著者の俣野成敏さんが、過去において勘違いをしていたために、ずいぶんと遠回りをしてしまったという実感があり、その分やめるのに十分価値があると確信を持っているのです。
33のうちのたった1つだけでも自分を変えることができたら、それをきっかけに大きな変化が一気に訪れることでしょう。