評価 (3点/5点満点)
この本では、文章を書く時の正しい「手順」が、一つひとつ確実に身につくように解説しています。
1.問題文の趣旨を正確に理解する
・問題文を分解し、「聞かれていること」を整理する
・注意すべき点を考え、「聞かれていること」の意味を正確に押さえる
2.問われていることを元に、構成を立てる
・基本的には聞かれたとおりの順番に答える
・出題の意味を考え、大事なところに多めに字数を配分する
・800字程度の字数なら全体のまとめをつける
・「取り組み」について書く出題で、聞かれていることが一つだけの場合は、冒頭の段落に「そのことに取り組む意義や、問題の背景」などを書く。ただし400字程度など解答字数が短い場合は不要
・一つの段落に書くことは、一つのテーマに絞る
・複数のことを書くときは、カテゴリー分けして整理する
・複数のことを書くときは、大事なこと、効果的なことから先に書く
3.「主張」「理由」「具体例」を基本に材料を集め、下書きを作る
・「主張」はすべての項目で必須。「理由」「具体例」はどちらか一方で良い場合もある
・具体化が高評価への鍵。読んだ人の頭の中にサッとイメージがわくように、できるだけ具体的に書く
4.日本語表現に気をつけながら、文章にする
・曖昧な書き方をせず、はっきりと断定的に言い切る
・文末で同じ表現が続かないようにする
・謙遜せずに積極性のある表現を使う
・題名をつけるときは一読してすぐ中身が分かり、なおかつ先を読みたくなるような魅力的なものにする
・接続詞や順序を示す言葉を使ってメリハリをつけ、話の展開を予想させる
・問の中にあるキーワードを使って、「聞かれていることの答え」を採点者にアピールする
受験に就活、転職に昇進・・・どの場面でも「誰が読んでも伝わる文章」を書く必要があります。
よりよい人生を送るために、文章力があることは大きなアドバンテージになるでしょう。
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