気ままな思いを

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「認知症」の本を読んで(そのⅡ)

2014-12-17 | 読書


認知症「元に戻ることのない脳の病気」、脳が何らかの原因で変化を起こし、
その変化は不可逆性の性質を持っていて、つまり治ることはない、ということです。

(そのⅡ)は四大認知症について

1 アルツハイマー病
アルツハイマー型認知症と呼ばれるものも、アルツハイマー病と同じで、認知症
全体の約7割がこの病気です。脳が何らかの原因で変質し、細胞が脱落して
いきます。原因は今のところ分かっていません。残念ながら、防ぎようもないし、
対策を立てることも難しく、いつ誰がなってもおかしくありません。

2 血管性認知症
これは脳梗塞、脳出血など、脳の血管障害が起きた人が、その後にかかる認知症で、
全体の約1割を占めています。脳梗塞も脳出血も生活習慣病なので、予防ができます。
規則正しい食生活、定期的な運動、過度のアルコール摂取を控え、血管障害が起き
ないような生活を心がければいい。予防が出来る唯一の認知症といえます。

3 レビー小体認知症
レビー小体という異常なたんぱく質が脳の中に増えて、認知機能が落ちる病気で、
認知症全体の1割ほどがこの病気です。特殊な認知症で、とてもリアルな人物の
幻視が見えるのが特徴です。原因は分からず、防ぐことも出来ません。

4 前頭側頭型認知症
前頭葉が何らかの原因で変質する病気で、これは全体の1割にも満たない数です。
前頭葉は人間が理性を保ったり、豊かな感情を抱いたり、人間らしい行動を司る部分。
ここが変質するということは、他人にひどく無関心になったり、理性がなくなったりします。
セクハラや痴漢、万引きをしてしまうことがあります。

四大認知症の中で、血管認知症だけは原因がわかっており、症状も他とは異なり、
予防することが出来ますが、あとの三つは非のうちどころのない健康的な生活を
していても、なる時はなってしまいます。


「不幸な認知症 幸せな認知症」より抜粋にて
             著者=上田 諭(日本医科大学高齢者専門医)


誰でもなるときにはなる、そのときはそのときだと、認知症を受け入れる気持ちを
持っていただきたい、と思っています。なるかどうかわからない病気の心配を
するよりも、ずっと楽しくいきられるはずです。
・・・・・とも書かれてありました。

なったときはなったとき・・・とおおらかな気持ちでいられたら幸せです。



庭の葉牡丹です。。。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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