気ままな思いを

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綴る雑日記です 

芥川賞「爪と目」を読んで

2013-09-11 | 読書


読書することも少なくなってしまって、病院の待ち時間に読むという方法で、
なかなか一冊の本の読破が、出来ない状態です。

第149回芥川賞に、藤野 可織さんの「爪と目」が選ばれました。



母が死んで、父の愛人が同居を始めた家庭の話。
「わたし」と「あなた」というニ人称を使っての小説です。

「あなた」という呼ばれる愛人は「目」。
語り手は3才の娘の「わたし」。

「わたし」は爪に執着して、かんでギザギザになった爪で、保育園の子どもたちをひっかいて、
初めてこのページで、「わたし」の名前が、「陽奈」と分かります。

本の内容は、私には理解出来ませんでしたが、「コミュニケーションのない2人の関係性が、
ホラーのような緊張感をはらむ小説だ」、と新聞批評に出ていました。

選考委員の島田雅彦さんは「不安定なニ人称を使った小説は、これまでにないわけではなかったが、
実は成功例が少ない。『わたし』『あなた』の二人称が功を発している。強力な自己批評が作中に
含まれている。藤野さんの作品の中で、出色の出来だ」と話した。  ・・・朝日新聞記事より・・・


もう一度、読み返してみようと思っています・・・・・。

 

 

 

 


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