ジェネリック医薬品(後発医薬品)については、最初聞いたときはよく分かりません
でしたが、もうずいぶん浸透していますので、耳慣れていると思います。
病院で12種類の薬を出されていますが、「あなたのおくすり」の印刷物の
薬の名前のところに、「後発品」と書かれて出され、薬価も書かれています。
例えば、Xの薬価=143円、後発品=86.4円と低い薬価となっています。
後発品の在庫のないものもあり、12種類のうち、後発品は7種類だけです。
4月から消費税も上がり、健康保険の負担も、1割から2割となりますので、
低い薬価は、有難いことかもしれません。
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ジェネリック医薬品について
薬には、一般の発明品と同じように特許があり、新しく開発された薬は通常、
出願から20~25年は他の製薬会社が同じような薬を出さないように、
特許によって保護されています。
これに対して、ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、新薬の特許期間が
終わった後に、別の製薬会社が同じ有効成分で売り出す薬をいいます。
一般に、一つの新薬を開発するには長い年月と莫大なお金がかかります。
ジェネリック医薬品はそうした研究・開発費が少なくてすむ分、価格が新薬の
2~7割程度、低く抑えられています(日本ジェネリック医薬品学会発表)。
そのため、患者さまの自己負担を軽減できるだけでなく、
国の医療費削減にもつながります。
気になるのが有効性や安全性ですが、国ではさまざまな基準を定めており、現在、
製造・販売されているジェネリック医薬品は、それらにすべて合格したものです。
特許が切れた新薬すべてにジェネリック医薬品があるわけではありません。
患者さまが新薬(先発医薬品)かジェネリック医薬品(後発医薬品)かを
選ぶことができます。
ジェネリック医薬品を希望するときは、診察を受けるときに、
医師と相談するとよいでしょう。
*** 薬局の情報誌より抜粋にて ***
春を待っています・・・庭の片隅にて。。。。。