オリンパスの損失隠しは、海外でも高い関心をもってみられています。
実態のない会社に仲介料を払ったり、企業買収に不正があると
指摘した、ウッドフォード元社長が解任されました。
オリンパスの損失隠しに、「飛ばし」という言葉が出てきましたが、
「飛ばし」の説明がありましたので、書き記したいと思います。
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{飛ばし}は、企業が持つ株などの資産の価格が、買値を割り込んで
「含み損」が出たとき、その資産を帳簿から切り離し、名ばかりの
「ペーパーカンパニー」や、海外のファンドに売り払って、損を写しかえること。
損が出ている資産、つまり損失を、社外に「飛ばす」のです。
要は損失隠しで、損を抱えたままにして、決算が悪くなるのを避けるためです。
「飛ばし」をして決算をごまかすと、会社の業績などが書かれている
有価証券報告書に、うそを記したとして、金融商品取引法違反になる
可能性があります。
*** 朝日新聞・ニュースがわからん!より抜粋にて ***
オリンパス問題が起こる以前に、色鉛筆で描いたフェルメールの
「真珠の耳飾りの少女」を 画像加工したものです、