休暇はあと2日ある。今日は1泊旅行明けだし、せかせかせずにのんびりと過ごす。
あと1日休みなので、夜は飲みながら録画した映画を見る。
つまみは自分の定番の笹かまの海苔手巻きその他。
酒はまず300ml瓶の生酒で沢の鶴 純米酒山田錦。
そのあとは家にあるウィスキーでハイボールを作って飲む。サントリー角とハイニッカ。
締めはコンビニのカレーうどん。
見た映画は最近の邦画。2011年の作品で「白夜行」。劇場では見ていない。
また、原作の東野圭吾の小説もヒットしたそうだが知らなかった。それに、この映画の前にテレビドラマ化、韓国での映画化もされているらしいが、そういうことを全然知らずに予備知識なしで見る。
ケーブルテレビの録画予約画面に出る短い解説だと、殺人事件の被害者の息子と容疑者の娘という出会うはずのない二人の接点がどうこうと書かれていたので、ロミオとジュリエット的な話かと思えた。だけど全然そういう話ではない。二人が物語上、絡む場面も出てこない。最後のほうでようやく子供時代に接点があったことが回想として現れる。東野圭吾の小説は読んだことはないが、原作ものの映画は見たことがある。この「白夜行」は殺人事件とその後に起こる様々な事件の背後にある謎解きの物語で、約20年の時間の経過とともに描かれる。
主役の堀北真希がこんな役をやっていたというのに驚いた。可愛い顔をしながらその仮面の奥に邪悪さを隠している女性。こういう役もやれるのだから、結婚・引退となったのが惜しまれると思えた。
サスペンスや謎解きの映画の中で一箇所だけ、つい突っ込みを入れたくなった場面がある。
堀北真希演じるヒロインが結婚することになる相手はオーナー系大企業の御曹司。大学のときにヒロインがダンス部に入部するが、相手がその部長。自宅お屋敷でのパーティ(あるいは発表会かも)に行くと、御曹司の祖父の会長と父(劇中で明言はされていないがオーナー系企業なら社長か役員ではないかと思う)が姿を見せる。
そこで、
「(大企業のトップなので)テレビに出てる人」
というセリフが出る。
その祖父・会長役が黒部進、父役が篠田三郎だから、
「テレビってウルトラシリーズか?」
と突っ込みたくなってしまった。
黒部進は「ウルトラマン」のハヤタ、篠田三郎は「ウルトラマンタロウ」の東光太郎だ。
昨日、一昨日と福島県須賀川の旅行でウルトラ関係のものをいろいろ見てきたことも効いているだろう。
そうでなくても、自分の年代だとわざわざ言葉に出したりしなくても、頭の一隅でそんなことを考えてしまう人がけっこういると思う。
単に想像だけど、この映画の作り手もユーモアセンスで黒部進と篠田三郎をキャスティングしたのかもしれない。