朝は温泉でもう一風呂浴びて、それから朝飯。朝飯ももちろんバイキングである。
週の真ん中の平日だけど、このホテル、賑わっていた。年代も大学生ぐらいから中高年まで全年齢層に渡っていた。大学生だと今は春休みだから仲間内のグループ旅行か、あるいは近場の卒業旅行かもしれない。
自分が泊まった宿泊プランも平日限定のお一人様用のだったけど、そういう平日の格安プランで泊まった人も多かったのではないかと思う。それと、強羅の駅前という立地のよさもあるだろう。
自分が夏休みをとるのは、８月の末というのがずっと習慣になってしまっていて、その時期だと、旅行で予約したホテルが閑古鳥が鳴いている状態だったときも、何度かあった。そんな状態だと飯のときも居心地の悪さを感じてしまう。やはり、宿にしても飲み屋、食べ物屋や、いろいろな施設にしても、大混雑は別だが、ある程度は賑わっていたほうがいい。
さて、９時半ごろチェックアウトして、今日は彫刻の森美術館へ行く。登山電車で一駅だが、５００メートルぐらいの距離だし高低差も大してないから歩きで行く。彫刻の森駅を過ぎて少し先に入口があった。
ここへ来るのは初めて。建物内での展示もいくつかあるが、ほとんどが屋外の展示。山の斜面に展示場が広がっている。
公式サイトの案内図を見ていたら、１日では全部見るのは難しいのではという印象を受けた。だけど、建物内の展示もせいぜい２フロア程度で、またそんなに広いわけではない。屋外のも含めてゆっくりと歩きながら見て、２時間半もあれば十分だった。
一番奥のピカソ館まで見て、それから温泉を引いて足湯を造っているところで数分間、足をつける。そのあと広場になっているところのベンチで一休み。
昨日の朝、家から南行徳の駅まで行くときは北風が冷たくて、箱根はもっと寒いのではと思ったが、着いてみると風は治まっていて、空気は冷たかったものの、体感温度はそれほど低くならなかった。今日も快晴で穏やかな天気だったので、標高５００m台の場所なのに、ベンチに腰掛けていても冷えてくることもない。彫刻を見たり、桜（早咲きの品種だろう）を見たり、山を見たりしているときが、今日一番いい気分になったときだった。パック旅行のバスツアーだと慌ただしくて、こんなのんびりした気分になれることはほとんどない。
それにここのところ、平日に休みが取れても、天気が今一なことが続いていただけに、今回の箱根一泊は実についていた。
１２時すぎに出入り口のところにある建物のレストランで昼飯。ランチバイキングの店もあったが、バイキングはもういいので、中華料理のほうへ行く。箱根飲茶楼という店。
かなり本格的な中華と銘打っていて、値段も高め。一人で入って食べられるようなものというと、海鮮炒飯（1,200円）か海鮮焼そば（1,400円）ぐらい。それで、その1,200円の炒飯というのを食べてみることにする。
入って席に座ると、見晴らしがいい。
箱根湯本のほうから道路や登山電車が上ってくる谷を見下ろす形になる。遠くには相模湾も見える。
海鮮炒飯が出来上がってきた。
確かに、油がべっとりとか胡椒や塩を無造作に入れて辛いとかいうことはない。味はむしろ控えめ。具も悪くない。でも、量が多い。1,200円という値段は食材にかかっている分もあるのだろうけど、量で値段が高くなっているのもあるようだ。
これは一人で食べるものというより、複数人で入って点心や一品料理と一緒に注文し、取り皿に各自で取って食べるものだろう。
とにかく食事を終えて、登山電車で湯本へ下る。
帰りのロマンスカーは午後３時ちょっと前で、１時間程度時間があった。それで、湯本の温泉街をぶらぶらと歩いてみる。湯本は電車への乗り継ぎの中継点として通過したことしかなく、駅近くの温泉街がどんなところかはほとんど知らない。
湯本は早川の谷で少し平らになったところに温泉街が広がっている。上流側へ国道をしばらく歩き、川の対岸へ行ってまた戻り、国道とは別の道を歩いて駅のほうまで戻ってくる。
帰りのロマンスカーも、前（１７、８年前）に乗ったときにはまだなかった型式のに乗る。往きとは別の型。
車内は往きのような丸い天井などの凝った造りではなく、オーソドックスな感じ。
さすがに帰りは途中でうとうとする。
新宿について電車を乗り継いで帰宅。午後6時ちょっと前だったが、荷物を片付けたあとデジカメで写した画像をパソコンに移し、この日記に使うのを選んで、縮小版を作る作業開始。昨日、PHSからメール投稿した分の続きをまず書き始める。昨日分を書き終わってUPしたらもう午後8時。晩飯はバイパスの吉野家へ行って牛すき鍋定食。
昨日と今日の新聞に目を通し、そのあと今日の分の日記に取り掛かる。もう午後11時になった。年休分は明日までだが、土日をあわせて５連休となる。日記をUPしたら、風呂に入ってぐっすりと眠ることにしよう。
