<30分の1の両国広小路の模型だ。向こう側に立つ人と比べるとその小ささがわかる。>
<それぞれ、個性がある>
<大道芸人>
<ズームアップ>
<両国広小路の賑わい。大きな建物は見世物小屋。>
<表情が豊。右の店は占い。>
<両国橋と隅田川>
<舟の中は宴会?>
「江戸博」に行って、いつも張り付くのが、このジオラマというのだろうか、両国広小路の賑わいを再現した大規模なミニュチア模型の前だ。備え付けの双眼鏡で細部にわたって、じっくりと観ることができるのもいい。「江戸博」のHPには、
「両国橋西詰:両国橋西詰の広小路は、軽業(かるわざ)や歌舞伎を見せる見世物小屋、髪結床(かみゆいどこ)、水茶屋(みずぢゃや)などが立ち並び、寿司、天ぷら、うなぎなどの屋台や大道芸人も多く集まる盛り場でした。夏の間は隅田川の川風を楽しむ夕涼みや花火見物に興じる屋形船、屋根船、猪牙船などで賑わいました。この30分の1の模型は、天保(てんぽう)の改革の取締りの記録をもとにして、改革前の盛り場の姿を1500体の人形を配置して当時の風景を再現しています。」
という注釈がついている。この人形の表情が一人一人個性があって、しかも精巧にできているので、いつまで観ていても飽きないのだ。往時の両国広小路の賑わいが想像できて実に楽しい。また、「江戸博」の常設展示場は写真撮影OK。今回は比較的まともな写真が撮れたので何枚か載せてみた。
上の写真は神田川が隅田川に合流するところ。右奥に見える橋が現在の両国橋だ。ビルばかりで当時の庶民の賑わいはどこへやらだが、東京は江戸とは違って、新橋、銀座、上野、秋葉原、池袋、新宿、渋谷、六本木等々、どこにでも繁華街がある。人口も当時の10倍だ。神奈川、埼玉、千葉の首都圏の人口を入れたら、さらにその倍ぐらいの人間がいる。繁華街が沢山あっても不思議はない。
しかしながら、東京の繁華街でチマチマ呑むよりも、出来ることなら江戸で呑んでみたい。落語「百年目」の番頭のように、隅田川に船を浮かべ、馴染みの芸者たちとドンチャン騒ぎをして、殿さま気分で花見をしたら、さぞかし、楽しかろう。
そんな妄想をいだけるだけでも「江戸博」に来た甲斐がある、というものだ。
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