<釣りというのは長閑でいいね。>
今日は生まれて初めて船からの釣りを経験した。もっとも、小生の場合は釣りはほとんど経験はない。もともと海無し県の埼玉生まれだし、過去に釣り好きの友人、知人ともめぐり合わなかったし。釣りの世界はコミックの「釣りバカ日誌」で得るのが関の山であった。
ところが、今日。仙台の釣り好きの座員のお誘いにのって、初めて行ってきた。場所はよくわからないのだが、松島の手前あたりの入り江で波は非常に静かであった。季節がら、櫨(ハゼ)釣りだそうだ。5人の仲間でボートにエンジンがついた程度の船を一艘かりて、湾に出た。言われるままに竿をたてて釣りを始めた。
時に朝8時。結局、13時までやったのだが、この6時間はあっという間であった。釣果はハゼ6尾、最後の最後で穴子を釣り上げた。他の仲間がもっと釣っていたのは言うまでも無し。初めての体験であったが、結構楽しめた。
13時終了。仙台の“止まり木”に14時には戻る。釣った魚は、座員の一人の馴染みの鮨屋に持ち込み、さばいてもらう。刺身やから揚げにしてもらって呑む、という嗜好だ。宴会開始は18時。
小生は一旦、部屋で本などを読んで時間を潰し18時5分過ぎに指定のお鮨屋さんに行った。ハゼの刺身とハゼ、穴子のから揚げが出てきた。自分で釣ったと思うと普段食べるよりも慎重に、大事に、咀嚼する自分が可笑しかったが、大変風味のいい美味しい料理であった。
釣った魚で酒を呑む。究極ではないか。今後、どうなるかわからんが、結構はまるかも。
<櫨の造り。酒が進むのだ。>
<櫨、穴子のから揚げも、またうまし。>
人間は罪深いもので、生き物を料理して食べないと自分が生きることができません。そのこと自体を否定するつもりはないのですが、趣味としてはどうなのだろう、と思ってしまいました。
自転車乗ったり、山歩いたり、野球やったり、酒呑んだりしてる方が性にあってるとつくづく思うのでした。
>そのことが、可愛そうでならない気がします。
そうなんですね。。
なんだか、私もそんな気がしてきました。
「ボクおさかな、昨日は海、今日カマボコ」
と書いた大きなトラックを高速道路で見て以来、
しばらくかまぼこを食べることができませんでした。
ただ、腹が減ってるハゼをエサで針を隠しておいて、だまして釣り上げる、という行為はいかがなものかと思ってしまいます。釣りから帰って数日経ちますが、そのことが、可愛そうでならない気がします。
釣りには向かない性格かもしれませんナ。
釣りを始められたのですね。
船酔いなどは大丈夫ですか。
それにしましても、お造りも天ぷらも美味しそう。
御自身で釣り上げられた魚となれば、
口に運ぶ前から厳かな気分になられるのでしょうか。
野菜もそうかもしれませんが、自分で育てて収穫して食べるというのが一番の贅沢なのでしょうね。
私も、食材は、お店で買ったり、義理の母などが育ててくれたものがほとんどなので、
萬蔵さんが、慎重に大事に召し上がるのが、とても共感できます。写真がリアルなので、つい、こちらまでおちょぼ口になります。
そういえば、随分前にアワビやウニを捕りに連れていってもらって、海面を見ていたらすっかり、船酔いをしたことを思い出しました。