萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

WBC、日本、韓国を制し二連覇の快挙達成!

2009年03月25日 | 野球

<韓国打線を8回二死まで二失点に抑えてベンチに迎えられる岩隈投手>


<延長10回表。決勝二点タイムリーをセンター前にはじき返した瞬間のイチロー>


<“世界一”の軍団を率いた男はドジャースタジアムで宙に舞う>

昨日の14時台は日本全国の野球ファンの手足は止まっていたのではないだろうか。かく言う小生も、もちろんその内の一人である。延長十回表、二死二三塁、打者イチローの場面。TVを観たいのを我慢して、パソコンを睨んでいると、座員が会議室から出てきて「ちょっといいですか」とあたかも打合せをするような誘いをかけてくる。内心、「お、気が効くね。」と思いながら、「何かよう?」とそそくさと立ち上がって会議室へ。会議室のTVはイチローがセンター前へ2点タイムリーを放ったところだった。やったね。と小さく拍手。そのまま、10回裏の優勝シーンまで観ていた。

この試合のMVPは間違いなく8回ツーアウトまで2失点で投げきった岩隈投手である。あの重圧の中でよくぞ頑張った。さすがは2008年度沢村賞に輝く日本のエースだ。WBC通じてのMVPも岩隈の方がふさわしいのでは。と思っているのは小生ばかりではないだろう。ま、めでたい席だ。この話はまたの機会にするとして、とにかく、よく勝ってくれた。

打線もよく打った。打ちも打ったり15安打だ。韓国はホームラン含め5安打だ。これで延長10回まで3-3の同点であるから、日本にいかに決定打が出なかったかがわかる。さぞ、原監督も気をもんだことであろう。それを打ち破ってくれたのがイチローだ。最後はやっぱりイチローが決めてくれた。もちろん、この試合の打のヒーローだ。

韓国打線の前に、投手として大きく立ちはだかったのが岩隈。韓国投手陣の息の根を止めたのがイチロー。ということだ。その他の選手も本当に頑張ってくれた。中島、青木、城島、小笠原、稲葉、内川、岩村、片岡みんなよく守り、よく打って、走った。(十羽一からげで評するのは恐れ多いほどの皆々の活躍でした。“侍”たちのことは今後も、ことあるごとにふれていこうと思っています。)

確かに今の日本に敵うチームはいないだろう。まさしく“世界一”の称号にふさわしい軍団であった。

韓国は十回表、二死二三塁の場面でこの日すでに三安打のイチローと勝負に出てやられた。これは明らかにベンチの采配ミスだったろう。試合後、韓国の監督は「敬遠のサインを出したのに、選手が・・・」なんのと言っているが、本気で敬遠したいなら、スクイズなどと違い隠匿する必要はないのだから、伝令でも、捕手を呼びつけてでも指示すればすむことだ。言い訳にしか聞こえない。しかも、選手の所為にするとは。監督失格である。

その点、原はよく耐え、よく考えたと思う。この日韓対決の決勝戦のポイントはとにかく先取点にあった。それをしぶとく愚直なまでに取りにいくことに専念した。送りバンドと盗塁で常にスコアリングポジションにランナーをすすめた。ただ、あと一本が出ずに苦労したのだ。采配に迷いはなかった。だからかもしれない、突き放せはしなかったが、常に先手は日本がとった。韓国に一度もリードを許さなかったのだ。試合の“流れ”をかろうじてではあるが、日本に引き付けていたのだ。最終的にはこれが効いたと思う。

すっかり、監督業が板についた原監督と走・攻・守・気・智を備えた侍たち。4年後の“三連覇”を目指して、日本の野球をますます高めて行って欲しい。

万歳。そして、ありがとう。侍諸君!

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