萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

平成30年 大相撲初場所 千秋楽を終えて

2018年01月29日 | 大相撲・五輪ほか


昨日で本年度の初場所は終わった。序盤で二横綱が途中休場になるなど今場所も波乱含みの展開となったが、10日目までは横綱で一人残った鶴竜が危なげなく10戦全勝。このまま終盤まで行くかと思いきや、まさかの四連敗で優勝戦線から離脱。代わりに先頭に立ったのが平幕栃ノ心。1敗を守りきって14勝あげ、賜盃をものにした。栃ノ心は三賞の技能賞、殊勲賞の二つも受賞。誠にあっぱれの活躍であった。敢闘賞は新入幕の阿炎、竜電が共に10勝5敗の好成績で受賞した。


<幕内勝敗表>

今場所の始まる前、小生は以下のような希望を掲げた。

【「年嵩の横綱、大関陣 VS 若手力士」の実力差がどこまで縮んでいるかを見極める場所だと思っている。ある程度縮まっているとすれば、今年は新旧交代という歴史的な一年となるだろう。】

ところがだ。期待した若手力士たちは、貴景勝は5勝10敗、阿武咲は4勝6敗5休、北勝富士は4勝11敗と三人とも大きく負け越してしまった。御嶽海も7連勝と前半こそ快調だったが、その後失速し、勝ち越しがやっとの状態。結果は散々であったが、御嶽海は鶴竜を、貴景勝は稀勢の里を、北勝富士は白鵬を、阿武咲は高安を破っている。全体的にはまだまだ感があるが、今場所の成績を反省し、春場所に向けて尚一層猛稽古すれば、もっと上位との差は縮まるものと思う。頑張ってほしい。また、上位との対決は無かったが、敢闘賞を手にした二人の新入幕、阿炎、竜電にも期待したい。来場所が早くも楽しみである。


<十両勝敗表>


<幕下勝敗表(20枚目まで)>

十両優勝は10勝5敗同士で決定戦を行い、妙義龍が英乃海を破って優勝を決めた。来場所は二人とも幕内に戻ってくるだろう。気になるのは十両と幕下上位との入れ替えである。今の所、十両の枠は7つ空きそうなのだが、7つ空くと「炎鵬」や「貴公俊」の十両昇進もありえる。実現すれば来場所はますます面白くなりそうだ。

コメント
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