萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

磐梯・安達太良攻略山行 その4 「安達太良山」

2011年07月26日 | 山と温泉


朝湯に浸かり、朝食をとって鷲倉温泉を出たのは8時を過ぎていた。山行の行動時間としては遅い出発だ。天気予報がよくないので、登りにも下りにもロープウエイを使うことに決めた為、時間的余裕ができたのだ。ロープウェイ乗り場までクルマのナビにしたがって行ったのだが、3.11の大地震の影響か通行禁止の道にぶち当たる。自己判断で迂回しているうちに道を間違えた。ナビに頼っていると方向感覚が鈍るようだ。

しかしながら、それほどの時間ロスにはならず、ロープウエイ乗り場に着く。ここで既に風強く、天気は曇り。天候が荒れないうちにと、そそくさと出発する。慌てたので帽子とサングラスをクルマに置いてきてしまう。幸いにして晴れ間はほとんどなかったからよかったものの、夏山には必携品なので気をつけねばならない。

霧がかかって、風強しの中を登る。景色は良くないが、炎天下にさらされない分、歩きやすいのはいい。頂上近くには雪渓が残っていた(上の写真)。ロープウエイを使ったこともあり、頂上までは1時間ちょっとで到達。ガスっていて視界悪し(下の写真)。長いをせず、すぐ降りる。



大分下ってきたところでガスも晴れ、風もやみ、天候が若干よくなったのでザックからコンロとコッフェルを取り出して湯を沸かし、昨日からの懸案であった、カップラーメンを食べた。箸は宿で使った割り箸を持ってきた。山の上で温かいものを食べると落ち着く。ついでにインスタントコーヒーも飲んだ。通り過ぎていく家族連れのハイカーに「美味しそうね」と声を掛けられる。山まで運んできた甲斐あり、である。

天候は少し回復したが、ロープウエイの切符を往復で買ってしまっていたので下りもロープウエイを使う。ちょっと物足りない感じで、あっけない山行であったが、他にやることもないので帰ることにする。登山口の「あだたらスキー場」から自宅までのクルマ移動も順調で、17時には着いた。

今回は一部小さなトラブルはあったものの、スケジュール的には計画通りにこなせ、梅雨の季節にも関わらず天気ももった。今回の「磐梯山」「安達太良山」の二座を加えることで、深田久弥「百名山」は69座まで征服した。今年中に後5~6座は踏破したい。この夏がカギとなろう!
                                <了>


【関連記事】
磐梯・安達太良攻略山行 その1
磐梯・安達太良攻略山行 その2「磐梯山」
磐梯・安達太良攻略山行 その3「鷲倉温泉」


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