晴れ。?
随分乾燥していたのが昨日。春は靄がかかることがあり、湿っぽい季節…だったような気がしていたのですが、それも思い込みだったのでしょうか。
札幌で「ソメイヨシノ」が開花したとか。早いですねえ。北海道は、5月の連休の頃に「サクラの開花」と思っていたのですけれども、これも思い込みでしょうかそれとも、温暖化のせい?
「フジ」の便りも、あちこちから聞こえてきます。九州でも、「山藤」も5月の連休の頃だったのですけれども、関東で4月の下旬に満開を迎えそうなんて、本当にびっくりです。季節は早まっているようです。コロナでアタフタしている人間を横目に、花は開くべき時に開き、種をつけ、拡がっていく。確かに「理」です。
さて、学校です。
「ラマダン」が始まってから、一週間くらい経ったのでしょうか。ちと疲れが見え始めています。初日は、「おなかが空いた」とか言っていても、まだ騒ぐだけの元気があったようでしたが、一週間くらい過ぎると、そうも言っていられないのでしょう。午前中は何とか保っても、午後も残って勉強するとなると、ああ、疲れた…けったるいとなるのでしょう。
それに、もともと、集中して勉強するという習慣がないので、どうしてもダラダラになってしまう。だいたい、ダラダラやっていると余計に時間がかかるものだし、余計に疲れてしまうものなのに。速くやってしまって、早く帰ったほうがいいでしょうにねえ。
そうして、時間を潰してしまうのは「愚の骨頂」。云々と言っても、できないものはできない。仕方がないのでしょう。
昨日は、他の学生の勉強を見ていたので、教室にずっと私がいた…その所以でしょうね、早く数学の計算を仕上げたようです。これが、一昨日はそうではなかった。私が教員室へ上がってしまっていたので、これ幸いとおしゃべりが続いていたようです。一昨日は残っていたのはこの二人だけでしたから。
小学生ではあるまいし、ちゃんと勉強しているかどうかを、教員がみる必要なんて、だいたいないのです。
でも、二人からしてみれば、残ってダラダラしているのは、それなりに楽しかったのでしょう。で、約束の4時半(数学を指導している教員との約束で、4時半まで自分で一人作業…計算問題を解くことになっていた)に私が下りていくと、どうもそれからまじめにし始めたらしい…。
「あと4問で終わる。」と一人が言えば、「もう二枚仕上げたけど、あと少し残っている」ともう一人が言う。…知らない人が聞いたら、よくやっているとしか思えないのですが、翌日(つまり、昨日の朝)、担当者が宿題を提出させ、答えを見ていくと相当間違っていた。で、かなり真剣に叱られていた。それを横目に(…算数の計算までは面倒見きれない。地理と歴史だけで手一杯…というものです、こちらは)。で、知らん顔していた。
彼等の国では、この期間も休みになるそうで、その「つけ」が今こちらに回ってきている…ということなのでしょう。本人も確かに苦労するのだろうけれども、こちらはもっと苦労する…。何十分の一でもいいから、多少なりとも知識があれば、日本語と彼等の母語との置き換えで、なんとかやっていけるのですが、それが何も入っていないとなると、白紙から入れていくということになって…教える方は本当に大変です。
ずっと彼等が自分の国にいて、大学までいってくれたら、皆がそうなので、余分な知識は必要なくて、楽なんでしょうけれども。
日々是好日