日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

昨日の「ディズニー・ランド」、皆、最後まで残って楽しんだようです。

2018-12-20 11:36:34 | 日本語学校
曇り。

 昨日は、いわゆる「ディズニー日和」。学生達は、午前8時過ぎであるにもかかわらず、ゲートに大勢の人が並んでいるのにびっくり。けれども、私たちから見れば、昨日は、それほどの人ではなかった…のですけれどもね。最後の「スプラッシュ・マウンテン」のところでも、入る時には70分待ちとのことでしたが、10分かそこら早く出てこられたようでした。少なかったのかな。だいたい、この入口のところにまで、いつも人が並んでいて、入る前から、皆「すご~い」というのが普通でした。

昨日、学校では、8時半に「ディズニー・ランド」の入口で、というのが「お約束」でした。ネパール組は、8時には、舞浜駅に着いていましたから、この人達が主体になると、時間厳守とそれほど言わなくても済みそうです。時間にルーズなスリランカ組が主勢力になっていなかったからでしょうか。それとも、真面目な学生が増えたからかな。彼等でさえ、よく、時間を守っていましたもの。もっとも、二年生というのに、バスを降りてから「ディズニー・シー」のほうに行ってしまい、慌てて「ランド」にやって来た人がいたようでしたが。思わず、一緒にいた一年生が気の毒になり、「ねえ、二年生なのにねえ」と横目で(二年生を)睨みながら慰めてやると、さすが分かったのですね。「はい、私が悪かったです」。

そして、ベトナム組です。この人達は大雑把に時間を捉え、守らないつもりはないようなのですが、でも、…遅れるのです。現在の状況から言いますと、ベトナム組は「目覚まし代わりの電話」にも、出ない。その上、女子であれば、化粧や服装に時間をかけ、人を待たせても平気。国で、それほど非難されなかったからなのかわからないけれども、そうするのです。

以前は、スリランカの一部の女子もそうでした。ばっちり化粧をしてくるのです。服もばっちり。スリランカの男子が文句を言わないから、国でもそうなのでしょう。そのつもりで(日本でも)人を30分待たせても平気。非難すると、意味が判らないので、「私は悪くない」と泣く。すると、周りがこちらを責めるような目で見る…だいたい、このパターンでした。

ネパール組も、こういう課外活動では精一杯おしゃれをしてきます。「写真、命」なのでしょうかしらん。今は国外に送るのも、随分楽ですから、きっと親兄弟のみならず、友人知人にも拡散していることでしょう。

閑話休題。

で、ほぼ予定通りに荷物検査を済ませ、そのまま入っていきます。今年は「ワールドバザール」内の「クリスマスツリー」が、いまいちでしたね。いつもは、ここでなかなか動こうとしない学生達に苦労するのですが、今年はあれがツリーだと気づいていないようで、素直に「素通り」してくれました。で、そのまま「シンデレラ城」へ。

途中、ピノキオやピノキオのおじいさん、姫君達や王子達が、あちこちに出没していて、学生達は写真を撮るのに大忙しでしたが、さあ、さあと集めて、皆で「ミッキーのフィルハーマジック」に並びます。ここは相当面白かったようです。途中水をかけられて、「ギャー、ギャー」叫び声を上げたりしていましたし。出てから、面白かったというのが感想。よかった、よかった。今年は去年よりも充実していて、皆、十分楽しめたようです。

それから「イッツ・ア・スモールワールド」に並びます。学生が、皆と一緒に並んでいる私をチラチラ見ては、「大丈夫」と気遣うので、私の足のことを言っているのかなと思っていたのですが、一人が、「怖いです。大丈夫?」と聞いたので、「ハハーン」です。

この「ディズニー・ランド」の事前授業の時、この紹介に「かわいい」と言っていたので、よく内容を知らない学生が、どうも「かわいい」を「こわい」と捉えたらしい。それほどこの「怖いよ」に興味をかき立てられていたのでしょう。一人以外は「怖いの好き。大好き。どれが怖いのですか」と自由行動になってからも聞いていましたから。

皆、ボートに乗ってから、キョトンだったでしょうね。「怖い」と思って、ドキドキ、ウキウキしていたのに、かわいい人形達が躍りながら歌を歌っていたのですから。

それから、「蒸気船マークトゥエイン号」へと移ります。途中、昼のパレードが始まるということで、一旦、パレード見物の方へ行きます。パレードが終わってから、また船の方に戻ってきます。船が大好きな学生が、目をキラキラさせながら、「あれにも乗りますか」と、カヌーを指差して言います。大きな船もいいけれども、あれも捨てがたいという風情。だいたい、日本に来て、箱根で海賊船に乗るまで船に乗ったことがない人ばかりでしたから。自分でカイを操っている姿(本当はディズニーのキャストが漕いでいるようですが)に憧れたのでしょう。

そして、降りてから、最後の「スプラッシュ・マウンテン」です。待っていると、突然、学生が姿を現し、怖かっただの、面白かっただの言ったあとで、ファストパスの取り方はどうするやら、お化けのところはどこなのかなどを聞いてきます。私としては、「えっ。もう終わったの。まだ70分経っていない…」。でも、キャストが何人も近くにいましたから、「さあ、聞いておいで」と彼等をやると、キャストはたちまち、10数人の外国人に取り囲まれていました。ちゃんと話せたのかな。

多分、大丈夫だったのでしょう。意気揚々と戻ってきましたから。そしてファストパスをとってから、食事にするとのことで、そこで解散。

学生達は、皆、22時まで残ると言っていました。これも数年前とは大違いですね。前は、「さあ、自由行動」と言った途端に、家路につくという感じでしたもの。

今日、学校に来た学生二人に聞いてみますと、二人とも最後まで残っていたそうです。うち人は(ベトナム人)戻ってから、皆でパーティをしたと言っていました。近所迷惑になったのかと案じ顔したのがわかったのでしょう。「大丈夫。○○に行ったから」。彼等の先輩がアルバイトをしていた店の名をあげたので、まずはホッとしました。

楽しめたようで、私たちもうれしいです。

日々是好日
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