日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

3月19日から3月29日まで、「4月生クラス」に上げた「七月生」と「10月生」の補講をする予定です。

2024-03-22 08:16:01 | 日本語学校
晴れ。

晴れて青空が見え、その上、乾燥しているので、富士山が見える機会も多い…というのが「冬」。で、「春」は、霞がかかっていたり、雨がちである…と言う気がしていたのですが。

こう、晴れが続いて、寒いとまだまだ冬の感が抜けきらない…。まあ、来週くらいから暖かさが加速されそうだとのことですが。

今日なども、「手袋が要ったね」と、かじかむ手を慰めながらやってきました。もっとも、昨日、空き地で「ツクシ」を探していると、めっけものが一つ。「ホトケノザ」があちこちで角を伸ばしていたのです。もっとも、この空き地、私の肩くらいの高さの所にあるので、見られるのは、道に面している、ごく部分だけ。向こうの方に紫っぽいのが見えたのですが、正体はちとわからない。もしかしたら、あれは「ジゴクノカマノフタ」かもしれません。

草花の名前というのには、時々、ガーンと来させられるようなものがあります。これもそう。表向きの名前はスウッと消えてしまっていても、「地獄」がついていれば、なかなか忘れられるものではありません。しかも「釜の蓋」ですものね。

さて、学校です。

昨日、「補講」の学生に、「一昨日、来た?」と聞いてみると、いましたね、二人。そのうちの一人は「『赤の日』だと知っていたけれども、『明日は休み』と先生が言わなかったから(来た)」…申し訳ない。言うべきであった。

実は「春休み」に入る前、「卒業式」の前でしたが、この旧「Cクラス」で、この日のことが話題になっていたのです。コソコソ話していた二人に、「どうした?」。「次の、あの『赤の日』はどうして休みなのか」。で、「皆さん、『赤の日』が休みだと言うことを知っていますね」「はーい」。それで、それなりにしていたのですが。

「補講」は、それとは別だと思ったのでしょう。ホント、悪かった。と言いましても、自転車で五分ほどの距離、歩いても男子の足では、15分とはかかりますまい。悪いことに、つい、ヘラヘラしてしまい「運動になりましたね」。向こうは苦笑していましたが。ほんと、悪かった。

で、「補講」です。

「補講」とは言え、二日目は、楽ですね。何事によらず、最初は、彼我ともに、様子を見るもの。それも1日目で終わり、二日目からは、こういうものであるとわかった上で、授業を受けるのですから、簡単に流していける。

「十月生」がこのクラスに入ったのは、3月4日から。一人はその前、三週ほど週三で参加していましたし、もう一人は、5回ほど参加できていた…にしても、前の部分が欠けているのは事実。しかも、『みんなの日本語』の復習をする時間もなく、すぐに「四月生クラス」に上げたので、復習しておかねばならなかったことがかなりある。「七月生」は『みんなの日本語』を復習する時間がかなりあったので、本来ならば、それほど「N4」レベルの復習は必要ないのだろうけれども、まあ、忘れるのが人の常ですから、復習なんてのは、しすぎて困ることはない。

この「補講」では、「N4」までの復習としては、主に、四つ考えていました。後は「読解」の授業をしながら見ていきます。

一つ、代表的な動詞を用いて、「元の動詞、可能、受け身、尊敬、使役、使役受け身」を読み上げ(慣れた段階で別の動詞に変えるつもりです…もっとも、三月いっぱいだけなので、いくつくらいできるかはだ不明ですが)。二つ、「ようだ、そうだ」のまとめを図に書いたものを読み上げる。三つ、敬語は、(尊敬語)「あなた~か」と(謙譲語)「私」を使って、これも読んでいく(覚えられずとも、読むことで思い出せる部分はあると思います)。

四つ、「N5」「N4」漢字、だいたい三日で一巡するくらいを、「読み」を隠して読んでいき、「N4」までの復習とする。「10月生」は、『みんなの日本語』が終わってすぐこのクラスに入れたので、「N4」までの復習の時間が取れていなかったし、漢字も速く進めていったので、週一のテストでは、追いつけなかった。故に、中国人学生は、先にどんどんやらせていたので、いまは「N2漢字」に取り込めているけれども、「非漢字圏」のネパールの学生がまだ追いつけていないのです。「七月生」とはいえ、スリランカの学生は、漢字が弱いので、ちょうどいいと言えるでしょう。

次に、「N3文法」「N2文法」。これは一課から。「N3漢字」も一課から復習を兼ねてやります(「十月生」が『みんなの日本語・50課』が終わったのが3月1日。翌日からすぐにこのクラスに入れたのですが、「N3」の「文法・漢字」共に、初めの頃のが欠けているので、その補充が必要なのです。「七月生」は、既に1月16日から参加していたけれども、「漢字」も「文法」も、やり方次第では、何回やってもいいのです。

ここまでで、大体、10時45分。で、15分休憩で、11時から12時半まで『中級から学ぶ』を一日一課の割で進めていく予定。

日々是好日
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