日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「休み明け」の授業の流し方が、大体見えてきました。ちと不本意なのですが。

2024-04-18 08:20:57 | 日本語学校
晴れ。

まだ弱く陽が射しているくらいのものですが。

「スギナ」の緑が鮮やかに庭を彩っています。「ドウダンツツジ」も蕾をつけ、「フリージア」がきれいな黄をまとっているかと思いきや、そばでは「ドクダミ」の葉がはびこっていました。同じ植物なのに、「ドクダミ」には、「はびこる」と言いたくなってしまう。実際、この時期、どこにでも、あるのです。他の花を探しているのに、目に入ってくるのは、この「ドクダミ」ばかり。抜いても抜いても、後から後から生えてくる…。

さて、学校です。

昨日、学生達が登校する1、2時間前に、ザッと激しい雨が降っていたので、新入生達、大丈夫かなと思っていたのですが、登校時に傘を持ってきていた新入生が何人かいました。この季節、お空が不安定で、傘はなかなか手放せません。寒かったり、暑かったりするのも困りものですが。

その点、「二年生」ともなると、自転車通学が増えてきますから、一雨降っても、自転車で乗り切れるさというところなのでしょう、そのままの姿でやってきたりしています。これが本降りになりますと、雨合羽姿で登校ということになるのでしょうが。

「Aクラス」です。

「N2・N3」文法は、やっと(暗記文を)読むことに集中できるようになりました。「四月生」と「七・十月生」とは、一緒に何かをすると、かなりの差が出てくるので、「う~ん、ダテに四月から学んでいるのではないな」と、その時は思うのですが、「N2」の「暗記文」は、やはり「四月生」らにとっても、読みにくいらしく、今のところ、読みでは、「N3」の方に力を入れるようにしています(文法は、両方学ぶようにしています)。

「N2・N3(漢字)」は、共にまだ終了していないので、「読み」の方に入れていません。が、教えるにしても、「四月生」と「七・十月生」間では、同じようにはできません。

「四月生」の方は、もう基本がしっかり入っていますので、書き順にそれほど注意する必要もなく、ホワイトボードに漢字を貼って教える必要もなく、「漢字のパーツや部首を言いながら、一度書いて見せ、彼らにも一度書かせて、ノートをチェックして終わり」で済ませられます。

が、「七月生」「十月生」はそうはいきません。「七月生」三人のうち、スリランカの二人は休みがちですから、いまだにこちらのスピードのついていけず、遅れがち。「十月生」の方はまだ手が慣れていませんね。「わかれば、書ける」かというと、そういうものではなく、この考え方を改めない限りは、覚えることは難しいでしょう。とはいえ、休まずに学校にきていますから、直にどうにかなるでしょう。

「春休みの補講」期間に、全部出ていた人は、(終わる頃には、「漢字」でも)ある程度、追いつけたかなと思っていたのですが、それからの二週間ほどの休みで、元の木阿弥になっていました。「漢字」ばかりは、毎日、手を動かしておく必要があるということを呑み込むのに、時間がかかるようです。時間が無ければ、三つ、四つでもいい。毎日手を動かせと言っているのですが。

一方「Bクラス」では、「Aクラス」の「N3」授業ほどには楽に進んでいません。四週間ほどの「春休み」期間に、「十月生」は、『みんなの日本語』(の内容)がほとんど消え、「七月生」は、「十月生」に比べ、一ヶ月ほども復習できていたので、その「消え」の度合いも少ないとは言いながら、やはり、この期間「本を開いていなかったな」というのがわかるほどの思い出し方しかしていません。

新学期、最初の授業で、愕然とし、そして次の授業の日に、(『みんなの日本語』を)ザッと流してみたのですが、結局は、軽く「ああ」で終わってしまっていることに気づき、これは問題をやらせていきながら復習させていくしかないと思い定め、三回目は、「読解問題(ウォーミングアップ)」に戻しました。もちろん、「敬語」「動詞・イ形容詞・ナ形容詞の活用」「動詞の種類」「そうだ・ようだ」「自動詞・他動詞」の復習をやった上でのことですが。それから、「N3漢字」は、試験用プリントの「意味」の確認も始めました。「『漢字』が天敵」という人も若干名いますから。

もちろん、「Aクラス」の「N3」グループに比べれば、かなり速度を落としています。「復習」に時間がかかるので、しようがないことなのかもしれませんが、本当はもちっと早く進めたかった…。いまのところは、休み前に予定していたところの三分の一くらいでしょうか。

これで、四月末から五月上旬にかけての連休が来るのですから、今はその「明け」に少々ビビっています。

どうなりますことやら。

日々是好日
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