日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「梅雨」が、始まりそうな空の様子です。

2019-06-03 08:53:10 | 日本語学校
曇り。

空模様が、だんだん怪しくなってきました。ぽつり、ぽつりと来るかもしれません。そして列島の下の方にある前線は、「梅雨前線」らしい。今週末にはこの前線が上がってきて、いよいよ梅雨の始まりとなるかもしれません。

まあ、空梅雨だとか、今年は夏がなかったとかで騒がれるよりは、梅雨前線下にあって、例年通り、雨が降り、例年通り、雨に誘われるように「ドクダミ(蕺)」や「アジサイ(紫陽花)」の花が街を彩った方がいい。

ところで、すぐ近く、呼べば答えるといったところに、「スズメ(雀)」がお宿を見つけたような。朝早くはことさらに賑やかで、これが親鳥が飛んでくるたびに、一斉に小雀たちが騒ぎ始めるので、日に何度も大騒ぎが始まるということになる。

数年前でしたか、三階の窓から手を伸ばせば届きそうな、電信柱(電信柱といっても、昔のように木製ではありません)の上の、三味線の糸巻きが交差したようなところというか、そこにちょうど「スズメ」が二羽ほども出入り出来るような空間があったのですよね。そこがお宿になったことがあって、授業で学生達が大声を張り上げて暗唱しているのに、平気で出入りしていました。

もっとも、私と一度目が合ったことがあって(試験中だったのです。それで見るともなしに見ていたのですが)、しまった…と思ったが、それが遅かった。ぱっと目が合って、途端に睨まれたような気がしたのです。それで、ちょっと警戒されたことがあったのですが、ガラス窓があったことで安心したのでしょう。そこはいつも閉めていましたから。それ以後も、巣立つまでしばらくそこに住んでいました。

ひと頃、驚かれた、「スズメが、絶滅危惧種になった?」というのも、本当だったのでしょう。言われてみると、確かに「スズメ」の姿を見かけることが減っていました。いやそれどころか、ますます事実となっていきそうな予感がします。実際、なんであれ、見慣れたものがいなくなるのは、寂しい。だいたい連鎖というのは繋がっているものですから、「スズメ」の数が減っていけば、いろいろなところにその影響は広がっていくことでしょう。

しかしながら、小さいものたちに餌をやろうとすると、必ず大きめの「ヒヨドリ」とか、果ては「カラス(烏)」までが飛んでくるんですものね、なかなか簡単なことではありません。もとより、「ゴキブリ」であれ、「カラス」であれ、命には変わりないのですが。

さて、学校です。

二年生のクラスでは、多少、学生の入れ替えがありました。「ゆっくりクラス」から、「普通クラス」へ、あるいは「普通クラス」から「ゆっくりクラス」へ。これが案外難しい。このクラスにいると、教科書やら、問題集やらを買わねばならないので、お金がかさむのです。勉強しないし、見ても判らないのに、それでも、このクラスの方がいいのかしらん。それがよくわからない。

在日の人の場合、お子さんの保育園の時間とか体調とかで、午前のクラスに行くことは難しいという場合があるのですが、留学生の場合は、アルバイトの時間を変えてもらえばそれで足りることも少なくありません。その場合は、こちらが大丈夫と思えば、午後と午前を移るように勧めています。もちろん、本人が言いに来ることもありますし、授業中眠ってしまう学生の場合は、相談して、午前と午後を変わらせることもあります。これは本人の気持ちが一番大切なので、よほどのことがない限り、無理強いはしません。

ただこれも、「日本語能力試験」に合格したい、今回は「N3」を、次は「N2」をと思っている学生はということになるのですが。

学生の中には(もちろん、非漢字圏の学生達です)、「N3」が取れたら、本当に安心してしまう人達もいて、お尻を叩いて勉強させるのが難しい。勉強に関して、欲をかいたことのない人達が少なくないのです。

もっとも、これも経験でしょうかしらん。一回「ああ、よかった」を経験すると、もうそこが安住の地めいて見えてしまうらしく、「次は、『N2』だ」とお尻を叩くと、本当に困ったような顔をされてしまうのです。

これも困りものですね。

日々是好日
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