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おいしいしあわせ

しあわせは いつもあたたかなキッチンから・・

しあわせを思う日

2007年10月01日 | うちのごはん
長い長い3年が終わりました。
ご存知の方もいらっしゃるし、
お気づきの方も多いかもしれないけれど、
ここでは公開していなかったオットの単身赴任が今日終わりました。
転校ばかりさせてきた子供の進学や落ち着いた環境をと考えての
三年前の決断でした。

長期出張を含めると丸三年。
わたしにとってはそれは長い長い時間で、
当初は家と子供達を任されているという重圧から
夜「コトリ」と音がしても目が覚めるくらいに
ろくに眠れない日が続き、
すぐに体調を崩しては肺炎を起こしていたのはこの頃のことです。

お一人で立派にお子さんを育てていらっしゃる方も
たくさんいらっしゃる中、甘えたことを言っているのは
わたしも重々承知してますが、かなりオットに引っ張られながらの
二人三脚でやってきたわたしにとっては、大きな事だったのです。

思春期にさしかかった難しい時期の長男との
ギクシャクとした関係もその間
ほぼ一年続き、途方に暮れたものでした。
もともと、おとなしい子なので
誰かに迷惑をかけたり、乱暴になったりということは
なかったけれど、明らかにそれまでとは違う日々が続いていました。

そんな中でも何でもオットに相談ながらやってきたけれど
父親であるオットの不在は、
息子にとっても大きなことだったのでしょう。
わたしは女親の目線でしか彼を見られなかったし、
伝わらない思いに何度涙したことか・・。

その後、転機となった感謝してもしきれない先生との
すばらしい出逢いに恵まれて、息子は少し大人にもなりました。
そして、わたしの気持ちも少しずつほぐれていきました。
兄のように接してくれた先生のおかげで
人として、そして勉強も教わる中で
それからは本当に頑張ったと思ってます。
第一志望の高校には結果、入学出来なかったけれど、
それでも今こうして生き生きと高校生活を楽しんでいることが
あのころは想像出来なかったな。

そんな長い迷路のような日々の中、たくさんのことを無言で理解し
そばで「大丈夫。僕がいるよ。」とわたしを支え続けた
まだ小さかった次男にも、心からのありがとうを伝えたい。
彼を年齢より少し大人にしてしまったのは、この弱い母のせいですね。

今日からは、また家族そろって暮らせるしあわせ。
オットがそばにいてくれる大きな大きな安堵感。
離れていた時間で、それぞれが知った家族の絆の大切さ。
一緒に暮らすことが当たり前になっても、
この気持ちをみんなが忘れないように、暮らしていこうと思います。