ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

農園見学

2010年07月11日 21時41分51秒 | 田舎暮らし
ひょうご在来種保存会の代表のYさんからの誘いで、農園見学に行ってきた。
隣の町の宍粟市山崎に。
この市はというよりは、町はというほうがぴったりなのだけど、いくつかの町が合併して市になったため物凄く広くて淡路島と同じくらいの面積がある。
しかもそのほとんどが山。ちょっと行くとたちまち山奥になる。
そんなところだからこそ、貴重な在来種の種がどこかにあるんじゃないか?と期待を抱かせるようなところだ。

最初行ったところは日本蜜蜂を飼ってる人。
山羊飼いには家畜派やペット派やお座敷山羊派など色々いるけど、日本蜜蜂飼いはどうやら1種類しかいないようだ、ミツバチマニアだけしか・・・
そして釣り好きの人が独自の仕掛けを楽しむように、日本蜜蜂飼いは独自の巣箱を作って楽しむ。
釣果を楽しむ釣り人のように、巣箱にミツバチが入ってくれるのをわくわくしながらひたすら待つ。

このミツバチ飼いのFさんもまたマニアで、ミツバチだけでなく石の鉢を作ったり、水車を作ったり、ミニチュアの古民家を作ったり、更にはなんと小屋、というよりも家!を作ったり・・・と、これでは確かに死ぬ暇もないだろう。
ところでミツバチの話・・・
日本ミツバチ飼いをはじめて10年。80箱ほど飼育しているらしい。
一応メモしたので、メモを取れた範囲での要点を書く。

・巣箱は杉の木がいい。杉の木をそのまま切り抜くのと、杉板で箱を作る方法があるけど、杉の丸太をそのまま使う方が成績がいいようだ。
・藤の咲くころ分封するのでそれまでに巣箱を置いておく。でも最近は早くなってきたので、3月中旬~4月中旬には巣箱を置いている
・ミツバチは水を嫌うので乾いたところ、杉林の手前から2本目くらいのところにおいておくのがいい。
 *水を嫌う理由は、気流で羽が重くなり落下することがあるから。
・巣箱には中に巣蜜を団子状にして3箇所くらい貼り付けておく。巣蜜がないときは市販のハチミツをつけておいてもいい。
・巣箱はミツバチの出入り口用に下に3~4ミリ空けておく。さらに巣箱よりもちょっと大きい板の上に巣箱をのせておく。
・巣箱は土に直接おくとアリが入ってくるので足をつけておいた方がいい。
・下は糞を出せるように引き出しにしておく。
・ハチミツの収穫は9月上旬にしている。
 *ミツバチの冬越しのために、まだ花のある時期に収穫している。
・(日本)ミツバチは西洋ミツバチと違って、下に垂れ下がり、その下の方に蜂の子がいる。そのため蜂の子を残して上だけ切り取る、さらに2~3本は残しておく。
・とったハチミツは布などで漉す。

・・・などだ。
まあほかにも色々あったけどね。

次に紅葉橋というところに行って食事。
川の水と紅葉の青葉が取ってもきれいだった。
食後近くの集落にいった。
ここはかって山フキの生産地でゆうめいなところ。
もっとも生産地とはいっても、フキを育ててたわけではなく、どこにでも生えてきたのでそれを収穫するだけでよかったらしい。
ところが今では鹿にすっかりやられて、ほぼ全滅状態。
う~~~~ん、つらいね。

農園見学がおわり家に戻ってきたら、ネットに大きな雄鹿が引っかかってたらしい。
あまりに大きいので手に負えなくて役場の人に処分してもらったらしい。
あ~あ、りっぱな角と、たくさんの鹿肉が手に入ったのにね。

今度の土曜日は農園見学ツアー。
日本ミツバチに興味のある人来ませんか?
コメント (2)
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