芭蕉の句の英訳をさらに日本語訳した詩を読んだことがある。
それは芭蕉の句とはまったく違う別の詩だった。
日本語訳のルバイヤートもきっとそうなのだろう。
外国の詩にはやっぱり言葉の壁を感じる。
せめてペルシャ語での朗読を聞きながら訳詩を読んだら、少しは原詩の雰囲気を感じることができるかもしれないけど、
そんなCD持ってない。
それでやっぱり想像の世界を広げるほかない。
そして日本の詩を勝手に変えるのは許されないだろうけど、
翻訳された詩を自分なりに、自分の言葉に置き換えて、原詩を想像するのはきっと許されるだろう。
それで黒柳恒男訳の詩をさらに自分なりにいくつか意訳してみた。
(最初のは意訳、次のは黒柳恒男訳の源詩)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
楽しもう青春の喜びを
つかの間の喜びを
若草に降りる露のよう
すぐにはかなく消えていく
さあ、世の楽しみをすべて味わおう、
歓喜(よろこび)の園は青春に飾られているが、
若草におりる夜霧に似て、
はかなく明け方消えてゆく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
60過ぎたらあとはおまけ
おまけの人生、楽しく過ごそう
どこに行くにも酔わずに行くな
肩には瓢箪、手には杯
人生を六十以上と思うなよ、
どこへ行くにも酔わずに行くな。
頭(こうべ)で酒杯が作られぬうちは、
放すなよ、肩より酒壺、手より酒杯。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
去るのは少しも怖くない
きっとあの世は楽しかろう
どうせ借りもののこの命
いつでもさっさと返してやる
わたしは去るのが怖くない。
あの世はこの世より楽しかろう。
わが命は神からの借りものだ、
返すときがきたら、いさぎよく返そう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
役人よわれらは酔ってはいても正気だぞ。
われらが吸うのは葡萄の血
お前らが吸うのは人民の血
いったいどっちが吸血鬼か
おお、法官よ、われらはお前たちより忙しい、
酔ってはいても、おまえより正気だぞ。
われらは葡萄の血、お前は人の血を吸う、
いずれが吸血鬼か裁いてくれ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(まだまだ、続く)
それは芭蕉の句とはまったく違う別の詩だった。
日本語訳のルバイヤートもきっとそうなのだろう。
外国の詩にはやっぱり言葉の壁を感じる。
せめてペルシャ語での朗読を聞きながら訳詩を読んだら、少しは原詩の雰囲気を感じることができるかもしれないけど、
そんなCD持ってない。
それでやっぱり想像の世界を広げるほかない。
そして日本の詩を勝手に変えるのは許されないだろうけど、
翻訳された詩を自分なりに、自分の言葉に置き換えて、原詩を想像するのはきっと許されるだろう。
それで黒柳恒男訳の詩をさらに自分なりにいくつか意訳してみた。
(最初のは意訳、次のは黒柳恒男訳の源詩)
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楽しもう青春の喜びを
つかの間の喜びを
若草に降りる露のよう
すぐにはかなく消えていく
さあ、世の楽しみをすべて味わおう、
歓喜(よろこび)の園は青春に飾られているが、
若草におりる夜霧に似て、
はかなく明け方消えてゆく。
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60過ぎたらあとはおまけ
おまけの人生、楽しく過ごそう
どこに行くにも酔わずに行くな
肩には瓢箪、手には杯
人生を六十以上と思うなよ、
どこへ行くにも酔わずに行くな。
頭(こうべ)で酒杯が作られぬうちは、
放すなよ、肩より酒壺、手より酒杯。
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去るのは少しも怖くない
きっとあの世は楽しかろう
どうせ借りもののこの命
いつでもさっさと返してやる
わたしは去るのが怖くない。
あの世はこの世より楽しかろう。
わが命は神からの借りものだ、
返すときがきたら、いさぎよく返そう。
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役人よわれらは酔ってはいても正気だぞ。
われらが吸うのは葡萄の血
お前らが吸うのは人民の血
いったいどっちが吸血鬼か
おお、法官よ、われらはお前たちより忙しい、
酔ってはいても、おまえより正気だぞ。
われらは葡萄の血、お前は人の血を吸う、
いずれが吸血鬼か裁いてくれ。
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(まだまだ、続く)