ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

長崎(9)~ちゃんぽん

2016年09月19日 17時22分25秒 | 長崎
サント・ドミンゴ教会跡を出たらなんと2時。
疲れる訳だ。
腹が減る訳だ。
元気だったら歩くけど、疲れてたので電車で新地まで。
そして中華街で定番のちゃんぽんを食べた。
もちろん生ビールも。
長崎のちゃんぽん・皿うどん~まず思うのは、高い!
もともとどちらも庶民の料理。
長崎に来た貧しい中国の留学生のために残り物で作ったもの。
それを観光客が値をつり上げた。
子供のころはうどんよりは高かったけどせいぜいラーメン程度の値段だった。
そういえば最近ラーメンも高いね。
ちゃんぽんはいろいろ具が入っているけど、ラーメンは麺とチャーシューが基本。
高い、高過ぎる!
・・・なんてぶつぶつ思いながらも、それなりに満足して食べたのだった。



たまたま中華街では翌日から中秋節。
観月会なのだけどこれが数日続く。
たくさんの提灯に明かりが灯り、明日ぜひここは来て写真を撮ろう!
・・・と思ったけどあいにく他の用があって行けなかった。
2月のランタン祭りは見たけど(お勧め!)この中秋節は見たことなかったので、見たかったんだけどなぁ~。
しかし・・・日本の月見の会だったら、周りを暗くして月を見るのだけど、
こんなにやたらと提灯を灯して月見ができるのだろうか?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長崎(8)~サント・ドミンゴ教会跡

2016年09月19日 07時53分20秒 | 長崎
長崎歴史博物館のすぐそばにサント・ドミンゴ教会跡があり無料(!)で見られる。
無料大好き人間、長崎歴史博物館見学でかなり疲れていたけど、ここも何としても見なければ。

ここは1階にサント・ドミンゴ教会跡や代官・末次平蔵屋敷跡などの発掘現場がそのまま保存されている。
(あいにく写真はうまく撮れてなかったのでなし)
サント・ドミンゴ教会は江戸時代の初めに建てられて、キリスト教禁止のために壊された。
いくつかあった教会の一つ。
その跡にキリスト教弾圧や密貿易などで悪名高い末次平蔵の屋敷があった。
そんな遺跡が混在している。

ところがこの遺跡、上は小学校。
何とも奇妙な遺跡だ。
実は小学校改築の時に遺跡が発見されて、保存のためにこんな構造になった。
同じ場所に復元するか、傍に資料館を作って発掘現場はそのまま保存するのがベストだけど、
このいびつな構造も仕方ないのかなぁ~とも思う。

ところが長崎滞在中、小島養生所の遺跡を埋め戻すことに決まったというニュースをテレビで見た。
「埋め戻す」とは体のいい言い訳で、予定通りここに小学校の体育館を作るというのだ。
この小島養生所(長崎医学伝習所)は江戸末期(1861年)に作られた日本最初の近代的洋式病院で医学校も併設されていた。
この医学校は寄宿舎などもあり後に長崎大学医学部につながっていく。

体育館なんかどこにでも作れる。
しかし遺跡は移すことはできないのだ。
ここに資料館を、さらには建物を復元することによって、新たに観光地が生まれる。
名所旧跡なんてあるものではなく作るものだ。
作ることによって観光地が生まれる。
これをつぶして小学校の体育館を作って、いったいどれほどの利益を生むことができるのか?
長崎には「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されている多くの遺産がある。
その一方でこのような貴重な遺跡をつぶそうとしているのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする