バックアップ（２）

もし究極の３Dプリンターができたなら、
牛や豚や鶏やマグロやウナギをそのままコピーで再生できたなら、
食料問題の大部分は解決する。

もし人間を３Dプリンターでコピーできたなら、
体だけではなく、記憶や知識や感情までもコピーできたなら。
少子化問題はたちどころに解決する。
大学をでたばかりの人間をコピーすると、教育に金をかける必要もない。

そして同じ人間が２人以上できる。
オリジナル人間とコピー人間と。
毎日毎日忙しく働いてる人間はその半分の仕事をコピー人間にさせたらいい。
あるいは全部をコピー人間にやらせて自分は楽したらいい。
税金も半分納めたらいい。
犯罪者は犯罪をコピー人間にやらせて、
自分はまったく別のところにいたら、完全にアリバイが成立する。

しかし、コピー人間もやっぱり同じ自分なのだ。
仕事はコピー人間にやらせて自分は楽して暮らそう、なんて思ってると、
コピー人間も仕事はオリジナル人間にやらせて自分は楽して暮らそう、なんて思う。
なんせ同じ自分なのだから。
というわけでそのうちどちらがオリジナルかコピーかわからなくなってくる。
そしてコピー人間にこき使われるようになる。
それにとりわけ我慢できないのは、今まで一人で呑んでた酒を半分コピー人間に呑まれる。

それだけじゃない、このぐうたら人間、偏屈人間を、
自分一人ならまだしも、もう一人目の前にいるとしたら、
この現状に我慢できるだろうか？
実に鬱陶しい！！
自分は自分で沢山だ！
なんでもう一人見ないといけない？
とっても苦痛だ！

ラガーズハイ

以前は新しいビール類が出るとすぐに買って飲んでたけど、
近ごろは面倒になって、あまり買わない。
新商品が出過ぎなのだ。
さすがに疲れた。
もう新商品競争いい加減でやめたら？

ところで久しぶりに買った。
サッポロのラガーズハイと他２種。
ラガーズハイはすっきりしたのどごし、軽い感じながらながらそれでもアルコール度７％！
これは評価できる。
というわけでこれから数少ないレパートリーの中に加えようと思う。