イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2024年04月28日 | 2024釣り
場所:水軒沖
条件:中潮7:42満潮
釣果:アマダイ3匹

ゴールデンウイーク前半三連休の2日目はすこぶる天気がよい。今日の釣りはFさんに合わせてアマダイを狙うことに。水深30メートル以上のところまで行かねばならないが今日は波も風もない。小船でも危険なことはないだろう。
しかし、天気は大丈夫でも、燃料タンクにはガソリンが半分くらいしか入っていないことを知っていながら、まあ、大丈夫だろうと思って出港したけれども帰港したときにはほとんど残っていなかった。これは危なかった・・。もっと大事を取って行動すべきであるとあらためて思ったのである。

朝は航海灯が必要ないくらいまで明るくなってから出港。



赤い橋の下をくぐり抜けたときにFさんの車が入ってくるのを見つけた。彼は少し遅れてポイントにやってくることになるのだろう。
先週のポイントから少し南に下ったところからスタート。東からの風があるので船は沖に向かって流れてゆく。燃料のことを考えるとあまり沖には流れていってほしくはないが仕方がない。しかし、その東からの風は穏やかでラジオを聞きながら流されてゆくとすこぶる気持ちがいい。



今日は3種類の新しい仕掛けを試してみたいと考えている。ひとつは胴突き仕掛け、ひとつはブラクリっぽい仕掛け、最後は疑似餌だ。スピニングの竿に胴突き仕掛けを、置き竿にはいつものテンビン仕掛け、手持ちの竿にはブラクリっぽい仕掛けをセット。ロープにコンクリートブロックをくくり付けて落としておくとちょうどよい感じで船が流れてくれるがアタリはない。しばらくすると先週のポイント辺りに乗合船やプレジャーボートが集まってきた。



やはりあそこ辺りがポイントのようなのだと考えてすぐに移動。ついでに、Fさんはどこにいるのだろうかと電話をしてみたらかなり南の方にいるらしい。向こうもアタリがないということだったので、こっちに来ませんかと話して釣りを再開。すると、手持ちの竿にアタリが出た。かなり引くのでこれはちょっと大きいかもしれないと先にタモを準備しておこうと手元に引き寄せたところで魚の引きがなくなってしまった。う~ん、残念。仕掛けを回収してみると、ハリスが切れていた。切り口はザラザラだったのでアマダイではなかったのかしらと思ったのだが、今日釣ったアマダイの口を見てみると、アマダイの歯はヤスリのように細かいということを今になって初めて知った。と、いうことはこの魚もアマダイだった可能性が高い。クッションになるようなテンビンもリーダもない仕掛けなのでダイレクトにハリスに負担がかかったのだろう。もっと慎重にやり取りをするべきだった。ひょっとすると、過去に釣ったことのある50センチクラスのアマダイだったかもしれないと思うと残念でならない。

そのすぐ後にFさんが到着。今さっきアタリがありましたよと報告。Fさんも50メートルほど離れたところで釣りを開始した。



間もなくFさんがタモを入れた。アマダイが釣れたようだ。こっちのほうに誘ったのは正解だったかと少しはホッとしたが同時に焦りも出てくる。と、僕にもアタリがあった。30センチほどのサイズだがアマダイが釣れた。これでボウズがなくなりホッとするのである。
最低あと1匹は欲しいところだがなかなかアタリが出ない。相変わらずエサの量が少ないうえに今日のエサは小ぶりなものが多い。ゴールデンウイークに入ってさらに少なくなったのではないかと訝しく思ったりしてしまう。10時まではやりたいと思っているのであまりエサの取り換えをしていなかったがそれも悪いのかと思ったので残りの分量を見ながら順番に新鮮なエサに取り替えているとほうり込んだままにしている手持ちの竿にアタリが出た。この時にはブラクリ仕掛けをやめてテンビン仕掛けに変更していた。これで2匹確保できた。叔父さんの家に持って行ける。
すでに潮止まりの時間を過ぎているがまったく潮が動かなくなってしまった。全長が短い船で竿を3本も出していると流れがないとすぐに仕掛けが絡んでしまう。



2匹の魚が確保できているのでちょっと冒険をしてみようと最後に残った新仕掛けの疑似餌を手持ちの竿にセット。少しは仕掛け同士が絡む心配も少ないだろうと思ったが、この仕掛けは自分自身に絡んでしまう。釣れるか釣れないかという以前の問題だ。これはもう少し改良しなければ使い物にならない。

再び正攻法のテンビン仕掛けに変更してみたがアタリはない。午前9時半までやってみたが、少し風が強くなってきたこともありそろそろ終了しようと釣った魚の撮影や仕掛けの回収をしていると最後に残しておいた手持ちの竿にアタリらしきものがあった。一瞬竿が曲がったくらいのアタリであったがしっかりアマダイが掛かっていた。
「終わりよければ全てよし。」と思いたいところだが、やっぱりブラクリ仕掛けに喰ってきた魚が悔やまてしまうのである・・

帰港は10時頃であったのだが、この頃にはもうかなり暑くなっていた。港の前の庭園の林ではすでにセミが鳴き始めている。月末とはいえまだ4月なのだがもうセミが鳴くとは、今年の夏も暑くなりそうな予感がするのである。

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