イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2022年02月03日 | 2022釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 8:11満潮
釣果:ボウズ

今週は有給休暇を入れてちょっと多い目に休日を取ったが裏目に出てしまった。休みを決める前の週間予想天気図をにらみながら2月の第1週も風はないのかもしれないと思っての行動であったが読みが外れた。今日も次の休みもアウトだ。

と、思っていたら、朝起きてみるといつもの煙突の煙はほぼ真っ直ぐに空に昇っている。今日は釣りを諦めて燃料補給、ワカメ採りのカネの取り付け、裂けてきている船外機のハンドルのグリップの補修をしようと思っていたが、少しだけ船を出せそうだ。そしてもうひとつやってみたいこともある。

急いで準備をして港へ。いつものことだが、急いで準備をすると必ずなにがしかを忘れてしまう。今日は2回も家に戻ってしまった。

途中、近所のコー〇ンプロでコーキング材を買ったのだが、えらく値上がりをしていてびっくりした。



この会社のPB商品なのだが、つい最近まで、1本200円もしていなかったのに今日は税込みで470円だ。木材が高騰しているというのはここ1年ほどの話題としてニュースにもなっていたが、こんなものまで値上がりするとは・・。確かにこの商品はほぼ100%石油製品であるので仕方がないのか・・。今日使わねばならないのは容量のうちの100分の1ほどなのを考えるとまことにもったいない。多分このあとはほとんど使う場面もなく、ボトルの中で硬化させてしまって使い物にならなくなるのだ。
これもコロナウイルスがもたらした弊害だ。

これも途中、軽油を買いにガソリンスタンドへ。1か月ぶりに買ったのだがこっちも久々に2100円の大台を突破してしまっていた。これもコロナウイルスがもたらした弊害だ。



そんなことをしながら港に到着したのは午前8時を回っていた。
急いで準備をして海へ。
今日も一発逆転のブリ狙いだ。禁断の仕掛けを封印し、メタルジグで狙う。
一文字の切れ目を過ぎると、けっこう風が強い。家を出る頃に比べると風が強くなってきているようだ。
あまり遠くには行きたくないので切れ目のすぐそばで碇を下す。



キャストを始めて数回目、ブチっという音とともにリーダーごとメタルジグが飛んで行ってしまった。目的がブリなのでリーダーを10号にしていたのが裏目に出てしまった。僕のロッドではガイドが小さすぎた。リールは去年拾ったものを使っていたのだが、ロッドはすでの片付けてしまっていたので自分のものを使ったのだが、ロッドも拾ったやつをもってくればよかった。まあ、メタルジグも拾ったやつなので元の場所に戻っていったといえばそれまでなのだが、もったいない・・。
予備の道具は持っていないのでこれで終了。15分ほどの釣りで終わってしまった。まあ、1時間やっても2時間やっても結果は同じではあっただろうが・・。

港にもどり数々の作業をこなす。ワカメのカネの取り付けは毎年の作業だし、コーキングといってもわずかなすき間を埋めるだけの作業なので大したことはない。ついでに冷却系を掃除する水鉄砲のノズルも治して作業を終了。



もうひとつやってみたいこと、というのはナマコ獲りだ。この前、田ノ浦でフカセ釣りの真似事をやっていたとき、おじさんがひとりやってきて、防波堤の隅を眺めているので、なにを見ているのかを聞いてみたら、ナマコを探しているという。防波堤の捨て石の上に乗っかっているのをスバルで引っかけるのだそうだ。だから僕は今日、禁断の仕掛けではなくて釣竿を持ち出してきたのだ。スバルなら父親の残したものが仕掛けの材料入れに残っているのですぐに作れる。
おじさんがもっている仕掛けを横目で見ているとスバルの下とハリスの途中に白い布を取り付けている。これはきっと海底でスバルの位置をはっきり見るための工夫なのだろう。何気ないものだが、よく考えているなと僕も真似をさせてもらった。

しかし、今日の干潮時刻は午後1時。僕が田ノ浦に着いたのはまだ10時半だ。



そして曇りで日差しがなく西混じりの風で海面も波立っているのでまったく海底が見えない。スバルを下すこともなく撤退となってしまった。そんな僕を、「こいつアホとちがうか。」と眺めているのはこの前僕の撒餌をついばんでいた鳥だろうか。鳥というのはかなり知能が高いらしく記憶力もよいと聞くので、また撒餌を巻きに来たのと思ったのだろうか・・。



結局、何の収穫もないまま今日の1日が終わってしまった。

今日は節分。普通ならイワシをたべるのだが、今年は一昨日釣ったアジを干物にして節分に備えていた。40センチのアジの干物はボリュームがある。結局、イワシも到来品が食卓に上ったのだが、はやり味の干物のほうが美味しかった・・。



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