場所:田辺湾 塔島
条件:中潮 7:21満潮 13:21干潮
釣果:チヌ 40センチ 1匹 ハマチ 1匹
今年もチヌの乗っ込みの季節がやってきた。僕はここ数年、3月の最終週から4月の中盤までの期間にだけ釣行することに決めている。だから、最近の釣果を確認することもなく、まったく根拠のない、「田辺に行けば必ず釣れる」という自信だけで乗り切ってきた。
しかながら、今年は様相が変わっていた。午前3時に家を出て、港に到着すると意外と釣り人が少ない。この時期、この上天気にしては少ないなと思いながらその人たちの装備を見ていると、生きアジを持ったひととぬか袋を持ったひとがいない。これは塔島のポイントを独り占めだ!と思ってみたが、乗船して廻りの人の話を聞いていると、ここ数日、まったく釣れていないらしい。磯渡しの介添えをしてくれる船長の息子に聞いてもやはり同じで、水温は15度台で安定しているけれどもまったく魚が釣れないらしい。
予定通り塔島のいつもポイントに座を構えて釣り始めると、午前6時に早々とチヌを釣り上げた。どうだ、やっぱり僕がやると釣れるんだ、といううぬぼれにも似た根拠のない自信がパンパンに膨らんでくる。今日も爆釣じゃないか?家に帰って魚を捌くのが大変ではないかしら・・。などと今思うと穴があったら入りたくなるような妄想も同時に膨らんでくる。
しかし、情報のとおり、その後はまったくアタリがない。エサ取りさえいない。潮はほとんど動かず、潮の高い間は左のサラシからの流れに上潮だけが押されている感じで、引き潮でそれがなくなってまったく動きがない。
風は穏やかでそれも後ろから来る風なのですこぶる釣りやすい状況だが、そんな水面上に反して水面下はかなり厳しい状況だ。
推理を巡らせるに、ここ数日、気温がグッと上がり水面付近の温度は上昇したが、海底の方はそうでもなく比重の重い冷たい海水がそのまま循環することなく居座ってしまったのではないだろうか。おまけに天気もいいものだから海水がかき回されなかったのではないだろうか。こんな浅いところで実際に海水の循環がしないのかどうかは定かではないが、目の前の海面直下ではたくさんのボラが回遊していたし、ハマチが掛かってきたのは仕掛けを回収している最中だった。よく見てみると、あれはチヌの群れではないのかというものもあった。だから、海面付近の状況というのはそこそこ良かったに違いがない。普通なら、撒き餌を繰り返しているとボラでもチヌでも底のほうに降りていってくれるはずだ。
まあ、これも推理というより、言い訳ではあるのだが・・・。
そのハマチが釣れたのが午前11時ごろ。そしてその直後に久々のアタリがあった。合わせたときは魚の重みを感じたがすぐに鉤がはずれてしまった。このときだけ、わずかに潮が左に動いていたように思う。ほんの20分ほどのわずかな時合だったのかもしれない。
ウキのトップがほぼ沈み込んだ状態でバレるということはあまりないのだが、これも魚の活性がわるいという証でもありそうだ(ボラでなければ)
その後は午後1時21分の満ち潮で潮の流れが変わるのを期待したけれども残念ながらまったく潮の動く気配はなく、いままで数回経験した最後の一投の奇跡と、根拠のない自信を信じて最後の迎えが来るまでダンゴを投げ続けたがそのまま終了となってしまった。
渡船屋の釣果情報を見てみると、それでもまだ僕はましなほうだったように思う。渡礁した人数と載っている人数を見比べるとおそらく3分の2はボウズか目的の獲物を手にしていないようだった。
去年は2回釣行したが、今年は1回だけで終わるつもりだ。気温が高くなってくると魚に少し臭いが出てくる。僕の船の近くの渡船屋の同級生は、船に乗って美味しい魚を釣ってくるのだからわざわざ遠いところに行ってしんどい目をしてチヌを釣らんでもいいのじゃないかというけれども、まだ寒の時期が終わった直後のチヌは臭いもなく、卵も大きくてこれはこれで美味しいのだ。大きな魚が釣れるのも魅力だ。しかし、今年の気温の変化を見てみるとそれも今週いっぱいが限度で、それに加えて僕は再び山を目指さなければならない。
春は忙しいのだ・・。
そして今年も買い物のあてもないのにダイワとシマノのカタログをゲット。残念ながらがまかつは手に入らなかったがどうせ何も買わないから同じことではあるのだが・・・。
条件:中潮 7:21満潮 13:21干潮
釣果:チヌ 40センチ 1匹 ハマチ 1匹
今年もチヌの乗っ込みの季節がやってきた。僕はここ数年、3月の最終週から4月の中盤までの期間にだけ釣行することに決めている。だから、最近の釣果を確認することもなく、まったく根拠のない、「田辺に行けば必ず釣れる」という自信だけで乗り切ってきた。
しかながら、今年は様相が変わっていた。午前3時に家を出て、港に到着すると意外と釣り人が少ない。この時期、この上天気にしては少ないなと思いながらその人たちの装備を見ていると、生きアジを持ったひととぬか袋を持ったひとがいない。これは塔島のポイントを独り占めだ!と思ってみたが、乗船して廻りの人の話を聞いていると、ここ数日、まったく釣れていないらしい。磯渡しの介添えをしてくれる船長の息子に聞いてもやはり同じで、水温は15度台で安定しているけれどもまったく魚が釣れないらしい。
予定通り塔島のいつもポイントに座を構えて釣り始めると、午前6時に早々とチヌを釣り上げた。どうだ、やっぱり僕がやると釣れるんだ、といううぬぼれにも似た根拠のない自信がパンパンに膨らんでくる。今日も爆釣じゃないか?家に帰って魚を捌くのが大変ではないかしら・・。などと今思うと穴があったら入りたくなるような妄想も同時に膨らんでくる。
しかし、情報のとおり、その後はまったくアタリがない。エサ取りさえいない。潮はほとんど動かず、潮の高い間は左のサラシからの流れに上潮だけが押されている感じで、引き潮でそれがなくなってまったく動きがない。
風は穏やかでそれも後ろから来る風なのですこぶる釣りやすい状況だが、そんな水面上に反して水面下はかなり厳しい状況だ。
推理を巡らせるに、ここ数日、気温がグッと上がり水面付近の温度は上昇したが、海底の方はそうでもなく比重の重い冷たい海水がそのまま循環することなく居座ってしまったのではないだろうか。おまけに天気もいいものだから海水がかき回されなかったのではないだろうか。こんな浅いところで実際に海水の循環がしないのかどうかは定かではないが、目の前の海面直下ではたくさんのボラが回遊していたし、ハマチが掛かってきたのは仕掛けを回収している最中だった。よく見てみると、あれはチヌの群れではないのかというものもあった。だから、海面付近の状況というのはそこそこ良かったに違いがない。普通なら、撒き餌を繰り返しているとボラでもチヌでも底のほうに降りていってくれるはずだ。
まあ、これも推理というより、言い訳ではあるのだが・・・。
そのハマチが釣れたのが午前11時ごろ。そしてその直後に久々のアタリがあった。合わせたときは魚の重みを感じたがすぐに鉤がはずれてしまった。このときだけ、わずかに潮が左に動いていたように思う。ほんの20分ほどのわずかな時合だったのかもしれない。
ウキのトップがほぼ沈み込んだ状態でバレるということはあまりないのだが、これも魚の活性がわるいという証でもありそうだ(ボラでなければ)
その後は午後1時21分の満ち潮で潮の流れが変わるのを期待したけれども残念ながらまったく潮の動く気配はなく、いままで数回経験した最後の一投の奇跡と、根拠のない自信を信じて最後の迎えが来るまでダンゴを投げ続けたがそのまま終了となってしまった。
渡船屋の釣果情報を見てみると、それでもまだ僕はましなほうだったように思う。渡礁した人数と載っている人数を見比べるとおそらく3分の2はボウズか目的の獲物を手にしていないようだった。
去年は2回釣行したが、今年は1回だけで終わるつもりだ。気温が高くなってくると魚に少し臭いが出てくる。僕の船の近くの渡船屋の同級生は、船に乗って美味しい魚を釣ってくるのだからわざわざ遠いところに行ってしんどい目をしてチヌを釣らんでもいいのじゃないかというけれども、まだ寒の時期が終わった直後のチヌは臭いもなく、卵も大きくてこれはこれで美味しいのだ。大きな魚が釣れるのも魅力だ。しかし、今年の気温の変化を見てみるとそれも今週いっぱいが限度で、それに加えて僕は再び山を目指さなければならない。
春は忙しいのだ・・。
そして今年も買い物のあてもないのにダイワとシマノのカタログをゲット。残念ながらがまかつは手に入らなかったがどうせ何も買わないから同じことではあるのだが・・・。
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