場所:加太沖
条件:大潮5:16満潮
潮流:4:10転流 5:42上り0.3ノット最強 7:29転流
釣果:マアジ4匹 サバ3匹
3連休最後の日、天気予報はちょっとよくなってきた。全滅かと思ったがなんとか船を出せそうである。
夏至から3週間、少しは夜明けが遅くなっているだろうとは思っていたがとりあえずは午前3時20分に家を出た。当初の予定では、暗いうちに船を出して住金沖まで行って禁断の仕掛けを流して加太に向かおうと考えていた。
しかし、一向に明るくならない東の空を見ていると、この前のクヌギの木が気になってきた。昨日までは強風だったのでカブトムシがいても飛んでは来ないだろうとは思うのだがとりあえずは様子を見ておこうと現場に向かった。無人の山中は気持ちが悪いものだが、道はきれいに整えられているので恐怖心も和らぐ。
3本の木を確認しているので期待の薄い木から調査を開始する。そして、最後の本命の木に光を当ててみると、おお、本当にカブトムシがいるではないか!!!!
生でカブトムシを見るのは一体何年ぶりだろうか。僕自身がカブトムシを獲って飼いたいというわけではないが、やっぱりカブトムシやクワガタムシというのは男子の憧れなのである。もう、出会うだけでわくわくする。
ぐるっと幹を回ってみるともう1匹いた!!!
もう、今日はこれで十分。これから行く釣りはおまけでしかない。
叔父さんの家の倉庫の入り口のドアノブに虫かごをくくり付け港に向かう。そう、2年前、叔父さんの甥(僕とはまったく血縁関係はない)の孫がカブトムシが欲しいというので紀美野町をうろついたものの、まったく獲ることができなかったのでそのリベンジというか、大義名分を持ってただ、カブトムシを獲りたいだけだったのである。
その時のブログを読み返してみると、その孫はクワガタムシが欲しかったらしく、カブトムシには用がなかった・・。残念・・。
そして、このカブトムシは、叔父さんの隣のおじさんの孫にもらわれていったそうである・・。
しかし、あれは去年のことだとばかり思っていたらもう、2年も経っていたらしい。月日の流れはあまりにも残酷だ・・。
そんなことをしていたので出港は午前4時半、東のほうはかなり明るくなってきていた。
住金沖での禁断の仕掛けを変更して、沖の一文字の前を流すことにした。
風は緩やかだが、昨日の風の影響か、波が残っている。というか、今日は夜明け前から南の風が吹いているのでその影響かもしれない。禁断の仕掛けは波のないほうがよい感じがするが、やっぱり今日もダメであった。
そのまま加太に向かい、四国ポイントで仕掛けを下ろそうと思っていたら、ここよりももう少し西に少し船が集まっている。僕もそれにつられてもう一度移動。
仕掛けをセットして、とりあえずは下ろしてから喉が渇いたのでお茶を飲むために船首に移動し、戻ってくると穂先がまっすぐになっている。あれ、ひょっとしてアタリ・・?と思いリールを巻くと確かに魚だ。相当上に走っているようでまったくテンションがない。仕掛けに手をかけ回収し始めると一気に走り始め、幹糸から切れてしまった。一瞬、魚の影を見たが、なんだかわからなかった。
3.5号のハリスを使っていたのがまずかったようだ。
今度は5号の仕掛けに変更。魚探の反応はけっこうあり、最初のアタリはサバだった。そこそこ大きい。仕掛けを切られた魚もサバだったのかもしれない。確かにこの大きさでは3.5号ではちょっと厳しい。
その後もアタリは続く。しかし、仕掛けの消耗も激しい。3個も失くした。オモリも2個落とした。底ギリギリを攻めているので仕方がないとはいえ、ラインが海底に残ってしまうという海洋汚染と1個100円以上するオモリの消耗には心が痛い・・。
今日の天気予報は超猛暑だそうである。あんまり長くやっていると体が持たないと思い、最初から午前7時までと決めていたし、これだけ釣れれば十分だ。それに、今日の釣りはカブトムシのおかげでおまけでしかない。
予定より10分早い午前6時50分に終了。
今日はこの場所でアタリが続いたので大きく移動することもなく燃料の消費量は格段に少なかった。ポリタン1本も使わなかったので今日の燃料補給は見送りである。
このまま戻るのも早や過ぎるとは思っているので、もう一度住金沖へ。何かを釣りたいとは思っていないのだが、今日はここにanotherNさんがフカセ釣りに来ている。挨拶をするためだ。そのまま挨拶をするのも芸がないので禁断の仕掛けを流しながら防波堤に近づく。
ここにはベイトがいないのか、多分朝から飲ませサビキをやっていたであろう船が一斉に加太を目指して走ってゆく。こんなのを見てしまうとこっちも諦めがつく。
大きく手をふって僕を確認してくれたのを確認して港に戻った。
そんなことをしていたので今日は築港側から港に戻ったのだが、港内に停泊していた工作船が出ていくのを待っていると、なぜだかボラが一斉に海面に飛び出した。
大概は自由気ままに海面に飛び出してくるボラだが、まるで電気が走ったかのようであった。
一体何があったのかと理由がわからなかったのだけれども、朝ドラの録画を見ていたら、ちょうどこの時間、和歌山市で地震があったと知った。
さすがにこの一瞬を写真に収めることはできなかったが貴重な瞬間を目撃してしまった。
今日はカブトムシと地震といういいネタが揚がったのである。
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