イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

加太沖釣行

2023年12月30日 | 2023釣り
場所:加太沖
条件:中潮8:49満潮
潮流:5:15転流 9:29上り3.4ノット最強
釣果:真鯛3匹 ハマチ2匹

今年の年末年始の休みは30日からだ。潮流表を見ていると、30日と31日は朝から上り潮だ。ものすごくいい条件である。大晦日は天気が荒れるという予報なので迷わず今日は加太への釣行だ。

冬至から1週間、午前6時17分。確かに夜明けは早くなってきている。



少し寒いが風はなく快調に加太へと向かう。予想していた通り、船団はテッパンポイント付近にできていた。



僕もその端の方に陣取り釣りを開始。時々小さな反応があるがなかなかアタリがない。魚かどうかわからないが、それらしき反応は底の方にべったりと張り付いているのでサビキ仕掛けに変更。しかしこれも効果がない。南に下って再び高仕掛けに変更してみると、アタリがあった。しかしこれはビニールの先っちょを咥えられただけであった。
魚がいると分かると俄然やる気が出てくる。そうなってくるとアタリも出てくる。小さなアタリだが魚は追いつづけている。そろそろ鉤掛かりしたころだが、引きは小さい。残念だがこれはチャリコだと落胆しているとだんだんと引きが強くなってくる。ドラグも引き出されはじめた。
真鯛が掛かっていたのだがその下にも真鯛が付いている。そこそこの型の真鯛が2匹だ。自分のところの分と叔父さんの家の分を一気に確保できた。なんだかもうこれで十分という気持ちになってくる。
しかし今日はこれでは終わらない。次のアタリはハマチだった。その次のアタリは最初は根掛かりかと思いきや、リールが巻ける。ゴミだったのかと思ったら今度は軽くなってしまい、オモリが切れてしまったのかとさらにリールを巻いていると仕掛けが横に走り始めた。いったい何なんだ・・。答えはエイだった。



ルアーで釣ったことはあるが高仕掛けでは初めてだ。エイを釣って間もなく、僕の横を船体に「Stingray」と書かれた船が通り過ぎていった。偶然とはいえ不思議な出来事だ。



その後、一時はアタリが遠のいたが、これはポイントがずれていたからだった。魚探の航跡をたどり南の方に戻るとアタリがあった。真鯛とハマチが1匹ずつ。
潮が緩み始める時間帯に入っていくのでまだまだ釣れる雰囲気だが、これだけ釣れれば十分で、来年の分の運も残しておかねばならないと考えて午前10時に終了。

叔父さんの家に魚を届けて家にたどり着いたのはちょうど正午。基本方針の、お昼は家で食べるというのも実践できたし、ほぼ1か所で釣り続けたので燃料もあまり食っていない。
理想的な釣行であった。

しかしながら相変わらず忘れ癖は治らず、今日は手袋を忘れてきてしまった。たまたまバイクのカゴに入っていた作業用の手袋でしのいだが、今日みたいに温かい気温でなければまともな釣りができなかった。歳を追うごとにこんなことが増えてくるような気がするのである・・。
まあ、何かを忘れてくると魚が釣れるということもよくあることだ。この微妙な隙間をうまくうっちゃるのがコツであるのかもしれない。

今日も新しい竿を使ったのだが、少し柔らかすぎるという懸念は杞憂に終わった。真鯛はもとより、今日くらいのハマチが掛かっても余裕で上がってくる。おそらく60cm以上のハマチでも十分耐えてくれるだろう。きちんとしたメーカーの竿というのはよくできているということを改めて認識した次第である。

魚をさばく包丁は新しく買った出刃包丁を使った。よく切れる。切れていることがわからないほどよく切れる。名刀で斬られた人は自分が斬られたのがわからずに歩いて家に帰りついてから胴体が分かれてしまうのだというがまさにそんな感覚だ。
この切れ味を自分の研ぎで維持できるかどうか不安になるほど僕にはもったいない包丁である。



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