イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2024年05月26日 | 2024釣り
場所:水軒沖
条件:中潮6:53満潮
釣果:アマダイ 5匹 キビレ1匹 イトヨリ1匹

船を進水させ、ドックの施錠をしてから水軒沖に向かった。前回、前々回は紀ノ川河口に近いところがポイントであったが、雑賀崎からの出港だし、今日の釣りは船をおろしたついでの釣行という位置づけなのであまり遠い所まで行きたくはない。

双子島の沖、水深30メートルのところからスタートすることにした。アマダイを狙っているほかの船ははるか沖に浮かんでいる。



この海域には僕ひとりしかいない。それでも今日の位置づけは“ついで”なので気にしないことにする。
いつものとおり竿は3本、手持ちの竿だけブラクリ仕掛けとした。すべての仕掛けをセットして、上架のために準備したロープや船の上で使った装備などを整理して一息ついた。



朝食代わりのパンを食べて終わってすぐにアタリがあった。最初から最後まで流れがなくて仕掛けが絡んでしまうほどのあまりよくない条件であったが、幸先よく1匹ゲットだ。やはり置き竿が調子いい。この釣りは放置しておくというのがひとつの肝なのだ。
次にアタリがあったのは手持ちの竿だ。前回の釣行ではうまくフッキングしたけれども今日は失敗した。多分タイラバと同じだからアタリがあっても基本的には巻き続けて鉤に掛けなければならないのだろう。少し焦ってしまった。
次にアタリがあったのはスピニングロッドだ。今日の目標は最低2匹。上架の作業を手伝ってもらった叔父さんの家にはなんとしても魚を持って行かねばならない。とりあえず2匹を確保できたので一応のミッションは達成した。
次のミッションは自分用の1匹だ。アマダイは今年もけっこう釣ったのでそんなに食べなくてもと思っているのだが前回一緒に出船したFさんが皮の炙りを作っていたのを見てこれは僕も作ってみなければと思っているのだ。アマダイは釣りとしてはそんなに面白いものではないように思っている。アタリの数は少ないし誘いも頻繁にやらない待ちの釣りである。しかし、こと食べるとなるとおそらく値段のとおり一級品なのである。
そしてその3匹目はまた置き竿。4匹目はテンビン仕掛けに変更していた手持ちの竿だった。かなり引くのでこれはきっと50cmクラスのアマダイだと思ったのだが上がってきたのはキビレだった。河口でもないこんなところにもキビレがいるのは驚きだ。これも食べると美味しい魚なのでもちろん持って帰る。
アマダイの4匹目も手持ちの竿だった。これもよく引くのでひょっとしたらまたキビレかと思ったがきちんとアマダイであった。4匹釣るともっと欲が出てくる。あと1匹釣ったら叔父さんのとなりのおじさんの家にも持って行ける。来年もキンカンをもらいたいのでおべんちゃらのためである。
しかしそんなに現実は甘くない。午前10時までは粘りたいと思っていたが次第に暑くなってきて午前9時過ぎから釣りを終える準備を始めた。まずは写真を撮ろうと魚を番重の上に並べていると置き竿にアタリが出た。おお、5匹目かと思ったが小さなイトヨリだ。やっぱり世の中そんなに甘くはない。
写真を撮って内臓を取り出しデッキを洗ってデッキの前にセットしている2本の竿を片付け最後の手持ちの竿の仕掛けを回収していると魚が掛かっている。こういう掛かり方もよくあるのだ。上昇してゆくエサへの反応が強いのだと思うのだが、なんとかこのシチュエーションを再現する方法はないものだろうか・・。上がってきたのは小さいけれどもアマダイだ。これで最終目標まで到達できた。(だから1匹だけ別に撮っているのである。)
しかし、なぜだか5匹を超えない。持って行くエサの量も少なくてそれが制限になっているのかもしれないがやはりそこは高級魚と言われるくらいで、そんなに数がいるものでもないのだろう。一昨年の爆釣のほうがおかしかったのだろう。それでもこんな近場で釣れるというのはうれしいことだ。

船底塗装をする前、別にやらなくても全然速度は落ちていないじゃないかと思っていたのだが、塗り終わってみるとやっぱりフィーリングはかなり違う。スロットルを開いてゆくと船の浮き上がりは早くもちろん加速度も違う。やっぱりやっておいてよかったと思うひと時であった。



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