場所:紀ノ川河口~住金沖~水軒沖
条件:小潮 6:38干潮
釣果:タチウオ 4匹
今日も朝だけ釣行だ。今日は小船での出撃なのでちょっと大気の状態が不安定なのが気になる。朝起きて外に出てみるとやっぱり南寄りの風が吹いている。ただ、そうはいっても今のところは南東の風なので新々波止の北側まで行くことができればなんとかなるだろう。
新聞を読んでからゆっくり家を出た。それでも雲が厚く空を覆っているので午前4時半を過ぎても真っ暗だ。

いつもの通り海保の巡視艇の護岸前から仕掛けを流し始める。昨日の出勤時に六十谷の鉄橋から紀ノ川を見て、数日来の雨の影響はなさそうだと思ったのだが、まったくアタリがない。暗くて水面の様子はわからないが濁りが出ているのかもしれない。数回行ったり来たりを繰り返してやっとアタリが出た。

これは間違いなくタチウオの引きなのだが、先頭の鉤に掛かっている魚を引き上げてみるとそこから下の仕掛けが無くなってしまっている・・。
多分、もっと下の鉤にも魚が喰いついていて、糸が張った状態でこのタチウオの歯が幹糸に触れて切れてしまったのだろう。これからという時になんということだ・・。残った1本でとりあえず釣りを続けるか、ボロボロになっているが予備の仕掛けに交換するか・・。思案している間にも時合は過ぎてしまうのでとりあえず残った1本で続けてみることにした。
魚の活性は高いようで、すぐにアタリ。これなら予備の仕掛けに換えた方がよいのかもしれないと急いで準備をする。やはり活性は高く、仕掛けを降ろし終わらないうちにまたアタリが出た。しかし、その後1匹追加したところでまったくアタリが無くなってしまった。
すでにその頃には辺りは明るくなっていて、水面の様子を見てみると、泥濁りではないもののけっこう水が濁っている。ひょっとしたら魚はこの濁りの下にいるのかもしれないと思い仕掛けの棚を下げるように調整をしてみたがアタリはない。これは時合が過ぎてしまったか、それとも予備の仕掛けが悪いのか、どちらかはわからないがこれ以上この仕掛けを使い続けても無駄のようだ。
最初のアタリで仕掛けを失くしてしまったのが痛かった。たとえ時合が短かったとしても仕掛けが生きていれば今日も軽く二桁は釣れたであろう。ただ、仕掛けを失くすということはそれだけ魚の活性が高く、かつ、型もよいという証明でもある。これはこれでいいことなのだが、鉤は1本あたり約100円、三又のサルカンも大きいものを使っているので1個数十円する。鉤の加工の手間も考えると仕掛けを失くすというのはかなりの損害になる。うちの奥さんに言わせると、それでもタチウオは買うと高いのでそれくらいでも十分元は取っているらしいのだが、道具を買うのは僕の小遣いからなのでそれなら家計から出費してくれよと言いたくなるのである・・。
その後は禁断の仕掛けに切り替え。
一昨日の情報だが住金一文字の前でシオがたくさん釣れたらしい。僕もそれにあやかろうとちょっと遠いが住金一文字沖に向かった。
南からのうねりが少し大きいが防波堤の北側に入れば水面は池のようだ。

禁断の仕掛けはあまり波気があるとよくないような気がするのでこの条件はよいのだが、アタリがあってもツバスしか来ない。すぐにここを諦めて仕掛けを流しながら帰ることにした。途中でもアタリはあるが型が小さいのか、活性が悪いのか、途中でバレてしまう。どちらにしてもツバスだろうから持って帰ることもないのでどちらでもよい。
それ以外に興味を示してくれるのは今日もトンビだけだ・・。

しかし、紀ノ川河口に差し掛かった時に大きなアタリ。これは大きい。久々にタメを作って最初の引きに耐えた。しかし、すぐにその引きは軽くなってしまった・・。バレたか、切れたか・・。仕掛けを回収してみると12号のハリスが切られている。切り口を見てみると剃刀で削いだようにボロボロになっている。

おそらくはヤナギだろう。もう、どんなに糸が太くても関係ない。掛かりどころが悪ければ一撃だ。
悔やんでも仕方がないので残った2本の鉤でそのまま前進。新々波止のとっかかりのところでアタリがあったがこれもツバスだ。そのまま前進し、一文字の切れ目で終了。
タチウオの鉤も値段が高いが、禁断の仕掛けはタコベイトが高い。これも1個100円くらいする。仕掛けを切られるとかなりの損害になる。今日はたかが2時間ほどの釣りでかなりの損害を出してしまった。
タコベイトの損耗を防ぐため、やりたくはなかったが次回の釣行のためにチモトのところにビニールパイプを取り付けてみた。

これをやると疑似餌の動きが悪くなるので魚へのアピール力が減少するのだが背に腹は代えられない。まあ、一度試してみて継続するかどうかを決定してみようと思う。
港に戻り久々に「わかやま〇しぇ」へ。

最近はLINEでお買い得情報を流しているらしく、友達登録をするといろいろなお買い得品の画像が送られてくる。
特に何がほしいというものもなく、いつものとおり、100円のコロッケだけがあればいいのだが最近は品ぞろえの傾向が変わってきたかそれがない。代わりに別のコロッケととんかつと10個250円というどう見ても格安のチーズの燻製を買ってみた。

チーズの燻製はどうしてこんなにも安いのかと思ったら、賞味期限が8月2日だった。ここで買い物をするのに賞味期限を気にしていたら何も買えないのでこれはこれでいいのである。
今日の釣行とはまったく関係のない話をもう少し。
前回の釣行のあと、お盆の仏さん参りの途中でバイクのエンジンの警告灯が点ったという件だが、SNSで呟いてみると、インジェクションが悪いのではないかという意見が大半を占めていた。電子系統はまったく触れないのでこれはもうバイク屋さんに持っていくしかないかと思ったが、ダメ元でネットで調べてみると、よく似た症状にラジエーターのクーラント切れがあるというのをみつけた。これなら自分でも点検できるかと思い、早速エンジンカバーを開いてみた。
僕はずっと知らなかったのだが、最近の原付バイクというのは水冷式のエンジンを積んでいるらしい。前に乗っていたバイクは2サイクルエンジンで空冷式だったので何の疑いもなくこの三輪車も空冷式だと思っていたが、以前にバイク屋さんが、最近の原付は全部水冷式なんですよと教えてくれた。4サイクルのエンジンに切り替わってからはほぼ全部そうなっているらしい。しかし、こんなに小さな車体のどこにそんな複雑な機構を詰め込んでいるのだと謎に思っていた。きっと密閉的な構造で、シリンダーの周りに冷却水が満たされていてそれをフィンか何かで冷却しているのだろうと思っていた。だから点検もなにもできるものではないとも思っていたのである。
あとから考えると、それじゃあ空冷式とまったく同じで水冷にする意味がないじゃないかというところだが、ユーチューブで見てみると、確かにこの三輪車にも小さな弁当箱のようなラジエーターが存在しているらしいということがわかった。それも、後輪の前にラジエーターが設置されているという、一見、F1マシンと同じような構造になっているのである。

さすが、F1のホンダだ。しかし、生物の内臓のごときに、カバーの中にピッタリと納まるように部品が配置されパイプが張り巡らされているのを見ると、日本の工業技術の水準というのはものすごいのだと感嘆する。

そのラジエーターにたどり着いてキャップを開けてみると、クーラントがかなり減っていて、リザーバータンク(こんなものまで搭載されていた。)は空っぽだ。

確かにこれではオーバーヒートしても仕方がないというところだろうか。
早速大きい方の船から持ってきたクーラントを補充してちょっとだけアクセルを全開にして走ってみた。あの時の気温と比べてかなり涼しくなっているということもあるのだろうが、警告灯が光ることはなかった。とりあえずこれで様子見だ。
あとからエンジンカバーを見てみると、ちゃんとリザーバータンクの液面の点検口が開いていた。乗るだけじゃなくて、きちんと点検もせよというところだろうか・・。

これも分解の時あるあるなのだが、こういう時には必ずネジが神隠しに遭ってしまう。今回もたかだか5本のネジを外しただけだったのだが、そのうちの1本がどこかに行ってしまった。結局、このネジを探すのに一番時間がかかったというのが今回の整備劇でのオチだったのである・・。
条件:小潮 6:38干潮
釣果:タチウオ 4匹
今日も朝だけ釣行だ。今日は小船での出撃なのでちょっと大気の状態が不安定なのが気になる。朝起きて外に出てみるとやっぱり南寄りの風が吹いている。ただ、そうはいっても今のところは南東の風なので新々波止の北側まで行くことができればなんとかなるだろう。
新聞を読んでからゆっくり家を出た。それでも雲が厚く空を覆っているので午前4時半を過ぎても真っ暗だ。

いつもの通り海保の巡視艇の護岸前から仕掛けを流し始める。昨日の出勤時に六十谷の鉄橋から紀ノ川を見て、数日来の雨の影響はなさそうだと思ったのだが、まったくアタリがない。暗くて水面の様子はわからないが濁りが出ているのかもしれない。数回行ったり来たりを繰り返してやっとアタリが出た。

これは間違いなくタチウオの引きなのだが、先頭の鉤に掛かっている魚を引き上げてみるとそこから下の仕掛けが無くなってしまっている・・。
多分、もっと下の鉤にも魚が喰いついていて、糸が張った状態でこのタチウオの歯が幹糸に触れて切れてしまったのだろう。これからという時になんということだ・・。残った1本でとりあえず釣りを続けるか、ボロボロになっているが予備の仕掛けに交換するか・・。思案している間にも時合は過ぎてしまうのでとりあえず残った1本で続けてみることにした。
魚の活性は高いようで、すぐにアタリ。これなら予備の仕掛けに換えた方がよいのかもしれないと急いで準備をする。やはり活性は高く、仕掛けを降ろし終わらないうちにまたアタリが出た。しかし、その後1匹追加したところでまったくアタリが無くなってしまった。
すでにその頃には辺りは明るくなっていて、水面の様子を見てみると、泥濁りではないもののけっこう水が濁っている。ひょっとしたら魚はこの濁りの下にいるのかもしれないと思い仕掛けの棚を下げるように調整をしてみたがアタリはない。これは時合が過ぎてしまったか、それとも予備の仕掛けが悪いのか、どちらかはわからないがこれ以上この仕掛けを使い続けても無駄のようだ。
最初のアタリで仕掛けを失くしてしまったのが痛かった。たとえ時合が短かったとしても仕掛けが生きていれば今日も軽く二桁は釣れたであろう。ただ、仕掛けを失くすということはそれだけ魚の活性が高く、かつ、型もよいという証明でもある。これはこれでいいことなのだが、鉤は1本あたり約100円、三又のサルカンも大きいものを使っているので1個数十円する。鉤の加工の手間も考えると仕掛けを失くすというのはかなりの損害になる。うちの奥さんに言わせると、それでもタチウオは買うと高いのでそれくらいでも十分元は取っているらしいのだが、道具を買うのは僕の小遣いからなのでそれなら家計から出費してくれよと言いたくなるのである・・。
その後は禁断の仕掛けに切り替え。
一昨日の情報だが住金一文字の前でシオがたくさん釣れたらしい。僕もそれにあやかろうとちょっと遠いが住金一文字沖に向かった。
南からのうねりが少し大きいが防波堤の北側に入れば水面は池のようだ。

禁断の仕掛けはあまり波気があるとよくないような気がするのでこの条件はよいのだが、アタリがあってもツバスしか来ない。すぐにここを諦めて仕掛けを流しながら帰ることにした。途中でもアタリはあるが型が小さいのか、活性が悪いのか、途中でバレてしまう。どちらにしてもツバスだろうから持って帰ることもないのでどちらでもよい。
それ以外に興味を示してくれるのは今日もトンビだけだ・・。

しかし、紀ノ川河口に差し掛かった時に大きなアタリ。これは大きい。久々にタメを作って最初の引きに耐えた。しかし、すぐにその引きは軽くなってしまった・・。バレたか、切れたか・・。仕掛けを回収してみると12号のハリスが切られている。切り口を見てみると剃刀で削いだようにボロボロになっている。

おそらくはヤナギだろう。もう、どんなに糸が太くても関係ない。掛かりどころが悪ければ一撃だ。
悔やんでも仕方がないので残った2本の鉤でそのまま前進。新々波止のとっかかりのところでアタリがあったがこれもツバスだ。そのまま前進し、一文字の切れ目で終了。
タチウオの鉤も値段が高いが、禁断の仕掛けはタコベイトが高い。これも1個100円くらいする。仕掛けを切られるとかなりの損害になる。今日はたかが2時間ほどの釣りでかなりの損害を出してしまった。
タコベイトの損耗を防ぐため、やりたくはなかったが次回の釣行のためにチモトのところにビニールパイプを取り付けてみた。

これをやると疑似餌の動きが悪くなるので魚へのアピール力が減少するのだが背に腹は代えられない。まあ、一度試してみて継続するかどうかを決定してみようと思う。
港に戻り久々に「わかやま〇しぇ」へ。

最近はLINEでお買い得情報を流しているらしく、友達登録をするといろいろなお買い得品の画像が送られてくる。
特に何がほしいというものもなく、いつものとおり、100円のコロッケだけがあればいいのだが最近は品ぞろえの傾向が変わってきたかそれがない。代わりに別のコロッケととんかつと10個250円というどう見ても格安のチーズの燻製を買ってみた。

チーズの燻製はどうしてこんなにも安いのかと思ったら、賞味期限が8月2日だった。ここで買い物をするのに賞味期限を気にしていたら何も買えないのでこれはこれでいいのである。
今日の釣行とはまったく関係のない話をもう少し。
前回の釣行のあと、お盆の仏さん参りの途中でバイクのエンジンの警告灯が点ったという件だが、SNSで呟いてみると、インジェクションが悪いのではないかという意見が大半を占めていた。電子系統はまったく触れないのでこれはもうバイク屋さんに持っていくしかないかと思ったが、ダメ元でネットで調べてみると、よく似た症状にラジエーターのクーラント切れがあるというのをみつけた。これなら自分でも点検できるかと思い、早速エンジンカバーを開いてみた。
僕はずっと知らなかったのだが、最近の原付バイクというのは水冷式のエンジンを積んでいるらしい。前に乗っていたバイクは2サイクルエンジンで空冷式だったので何の疑いもなくこの三輪車も空冷式だと思っていたが、以前にバイク屋さんが、最近の原付は全部水冷式なんですよと教えてくれた。4サイクルのエンジンに切り替わってからはほぼ全部そうなっているらしい。しかし、こんなに小さな車体のどこにそんな複雑な機構を詰め込んでいるのだと謎に思っていた。きっと密閉的な構造で、シリンダーの周りに冷却水が満たされていてそれをフィンか何かで冷却しているのだろうと思っていた。だから点検もなにもできるものではないとも思っていたのである。
あとから考えると、それじゃあ空冷式とまったく同じで水冷にする意味がないじゃないかというところだが、ユーチューブで見てみると、確かにこの三輪車にも小さな弁当箱のようなラジエーターが存在しているらしいということがわかった。それも、後輪の前にラジエーターが設置されているという、一見、F1マシンと同じような構造になっているのである。

さすが、F1のホンダだ。しかし、生物の内臓のごときに、カバーの中にピッタリと納まるように部品が配置されパイプが張り巡らされているのを見ると、日本の工業技術の水準というのはものすごいのだと感嘆する。

そのラジエーターにたどり着いてキャップを開けてみると、クーラントがかなり減っていて、リザーバータンク(こんなものまで搭載されていた。)は空っぽだ。

確かにこれではオーバーヒートしても仕方がないというところだろうか。
早速大きい方の船から持ってきたクーラントを補充してちょっとだけアクセルを全開にして走ってみた。あの時の気温と比べてかなり涼しくなっているということもあるのだろうが、警告灯が光ることはなかった。とりあえずこれで様子見だ。
あとからエンジンカバーを見てみると、ちゃんとリザーバータンクの液面の点検口が開いていた。乗るだけじゃなくて、きちんと点検もせよというところだろうか・・。

これも分解の時あるあるなのだが、こういう時には必ずネジが神隠しに遭ってしまう。今回もたかだか5本のネジを外しただけだったのだが、そのうちの1本がどこかに行ってしまった。結局、このネジを探すのに一番時間がかかったというのが今回の整備劇でのオチだったのである・・。