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イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口~水軒沖釣行

2022年08月15日 | 2022釣り
場所:紀ノ川河口~水軒沖
条件:中潮 8:03満潮
釣果:タチウオ 13匹

今日も朝だけ釣行だ。暑いというのもあるのだが、午前中に病院に行かねばならないのだ。
大きい方の船のローテーションなので太刀魚の仕掛けと禁断の仕掛けを持って家を出た。

午前4時半に船を出せば十分だと思っていたが、何を張り切っているのか家を出るのが早すぎて港に到着したときにはまだ真っ暗だった。あんまり早く出港するのもなんだから港の周りを散歩してみたりして時間を潰してみたのだが今度は時間を潰しすぎて、エンジンを始動させて出港準備が整った時には東の空が薄っすらと明るくなってきてしまった。



これは急がねばと思うのだが、ここで慌ててはトラブルの元だ。そこは自重しながらゆっくり船を滑り出させる。

いつもの通り、海保の巡視船の前から仕掛けを流し始める。

この辺りの感じだと今日はまったく潮が動いていない感じだ。潮時表に倣うと潮が満ちてきているはずなのであるが・・。感覚的には多少潮の流れはあったほうがよいと思っているので、う~ん、今日もダメか・・という悪い予感が頭をよぎる。
青岸灯台の前に差し掛かると、今度は凄い抵抗を感じる。何かゴミでも引っかけたかという感じだ。本当にゴミが引っ掛かっているとまずいので一応仕掛けを点検。何も問題個所がないのでこれは潮の流れの抵抗のようだ。あまり流れが速すぎるのもな・・と思っていたらアタリが出た。かなり強い引きなので間違いなくタチウオだろう。慎重に仕掛けをたぐり寄せるとそれほど大きくはないが4匹も食らいついていた。それはよく引くはずだ。それから30分は怒涛のようなアタリラッシュだ。船が動き始めるとすぐに喰ってくる。なのでほとんど同じ場所で釣り続けるという感じだ。
相当活性が高いようで、喰ったタチウオにまたタチウオが喰いついてきて体が半分になって上がってくるのもあれば、三又のサルカンの下の補強糸が1本切れてしまう場面もあった。ほぼ最盛期のような喰い方である。しかし、そんな時間もあっという間に終わってしまった。これがあと30分も続けば20本以上の釣果になるのだが、それはまた今度にお預けだ。

それほど大きくはないと言いながらベルトサイズのような小物はいない。ほぼ全部指3本以上はある。例年なら小さいタチウオから釣れ始めて徐々に大きくなってゆくのだが、去年から居ついている魚の活性が上がってきただけなのかそれともたまたま大きな魚体の群れがやってきたのか、どちらにしてもこのままのサイズを保ちながら9月に入ってくれれば楽しい釣りができそうだと期待が持てる。まあ、もう少し様子を見る必要がありそうだが・・。

アタリがなくなったので禁断の仕掛けを流すため新々波止の南に移動。こちらの仕掛けにはまったくアタリはない。やっとアタリがあったと思ったら小さいサバだ。2匹掛ったが1匹だけガシラ釣りのエサにするためにキープ。この時点で午前6時。魚を捌いて仕掛けを洗ってちょっと余裕があるくらいかとこれで終了。

タチウオもそうだし、禁断の仕掛けもそうだが、エソがやたらと掛かってくる。タチウオの仕掛けなど明るくなってくるとエソばかりになる。今年はエソが多いのだろうか。多分、タチウオに比べるとエソの方が動きは俊敏そうだから先に喰ってくるのかもしれない。これにはタチウオの邪魔をされそうである。自然の流れには逆らうこともできないので何ともしようがないのだが・・。

家に帰って素早く魚を捌き、仕掛けを洗って病院へ。
お盆だというのに病院は盛況だ。役所や銀行も含めて日頃から世間のお役にたっている重要なインフラなのだからお盆くらいは休めばいいのにと思うが、正月は休んでもなぜかお盆は休まない。正月が休めるのならお盆に休むこともできるのではないかと思う。関東と関西ではお盆の時期が違うので全国一斉に休めないからだというのを聞いたことがあるが、それこそ、きちんと地方の習わしに沿った休み方をするべきだと思うのはいけない考え方なのだろうか・・。
ただ、普段よりも休んでいる人も多いのか、採血の順番がなかなか回ってこない。待つのは辛いがこれはこれでよいことなのかもしれない。



採血やCTの場所はけっこう混んでいるし、泌尿器科なんていうところもかなり混んでいたのだが、消化器外科にやってくるとここにはまったく人がいない。診察室もガラガラで無人だ。多分だが、ここの診療科では自分たちが休みたいものだから意図的に予約を受け付けていないのだろうと思う。診療科によってこんなに違うというのもおかしな話だ。要領よくやっているといえばそれまでなのであろうが・・。
医師は休んでいても、僕たちのように点滴や検査だけの目的に受診にやって来る患者もいるので、看護師の方々はきちんと出勤している。処置室だけが稼働中だ。エラいひとたちの特権というのだろうか、象牙の塔のいやらしさを垣間見たような気がした。




ひと通り検査を終えてお昼を食べてから仏さん参りへ。港の近くの叔父さんの家と海南市の叔父さんの家を訪ねたのだが、この暑さでバイクもオーバーヒート気味なのか、エンジンの警告灯が点灯し回転が上がらなくなってしまった。エンジンを切ってしばらくするとまた走り始めることができるのだが走り始めるとじきに警告灯が点灯してしまう。



青柚子を手に入れたくて少し遠回りをしてきたのだが完全に止まってしまわないかと気が気ではなかった。一度カバーを外してラジエーターを点検してみないといけない。

両方の船もエンジンに不安を抱えているし、おまけにバイクまでとなってくると、なんだかか、ひとつの終焉を迎えつつあるのではないかと思えてくる。今の職場もおそらくもうすぐ終わりだし、昨日久しぶりに寄ってみた難波のコーヒーとワインの安い店もいつも買うコーヒーとワインは軒並み値上げされていた。そんな値段ではわざわざ難波まで出向くこともないと思うので昨日が最後だろう。ついでに青柚子もあるにはあったがこれも2割増しの価格になってしまっていた。
お盆という時期がそう思わせるのか、本当に僕の中で何かが終わろうとしているのかどうかはわからないが、ネガティブにならざるを得ない今日この頃なのである・・。



釣ったタチウオの尻尾はいつものとおりチーズ焼きに。普通は捨てるもので1品できあがるというのは毎度ながらうれしいのだ。