イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2021年11月05日 | 2021釣り
場所:水軒沖
条件:大潮 6:24満潮
釣果:コウイカ 5匹

今日は船底塗装を終えた小船のほうで出船だ。例年ならあと10日くらい遅れて始まるコウイカを調査してみようと考えている。今年はすでにいろいろなところで釣果が出ているらしいので期待が持てる。

コウイカを始める前にやはり禁断の仕掛けを試してみる。あのサワラを逃したことがそれほどに悔しい・・。
あまり暗いうちからだと釣れないのではと思い、午前6時を過ぎて出港。こんなに明るくなってから港を出るのは久々だ。



一文字の切れ目を出たところから仕掛けを流し始める。ほんのかすかだが魚が跳ねているところをみたので近づいてみるがアタリなし。
沖の一文字の前を2回ほど行ったり来たりして終了。
しかし、イカを釣っている最中、他の船が2隻禁断の仕掛けを流していた。多分、条件がよければ釣れているということなのだろう。



新々波止の前に移動し、元の防波堤の切れ目の前からスタート。去年もこの場所がよかった。多分今でも切れ目の残骸から潮が通っているからだろうと考えている。
その考えのとおりで、仕掛けを落としてすぐにアタリ。まあまあのサイズが上がってきた。
仕掛けを落としてから生け簀がわりのゴミ箱を準備しようと思っていたので、釣り上げたイカは仕方なくデッキの上に放り込んだ。案の定デッキの上は墨まみれになってしまった。どうやったらこんなになるのだろうと思うほどの汚れ方で、エンジンの前のストレージの蓋にまで墨が飛んできている。



噂通り今年は相当釣れるのじゃないかと思ってしまったがやはりそんなに甘くはない。その後はまったくアタリがない。30分流してやっと1回アタリがあるという感じだ。
最後のほうでやっと群れに当たったか、連続して2回アタリがあったのが救いだろうか。
そして、去年の最初の釣行では仕掛けをロストしたからとはいえ、たった1匹で終わってしまったことを考えると上出来なのかもしれない。

気が狂ったような爆釣劇を見せてくれたのは6年前だ。どうなんだろう、今年はあの年の再来となるのだろうか。
これから2ヶ月間、楽しみだ。

家に帰って庭の木の剪定。ずっとやらねばと思いながら松の木を切っただけであった。今日は残りの3本をやっつけた。プロの庭師でも最低半日かけて剪定するだろうところを僕は30分でやってしまう。1本あたり10分だ。それだからもう、ざんぎり頭もいいところだ。
誰も愛でることのない庭の木だが、放っておくとジャングルのようになり、一応、父親が植えた木なのだから切り倒してしまうわけにもいかない。しかし、自然界に生えている木というのはそんなに勢いよく枝を伸ばしていないような気がするが、やはり、庭のように競争のない世界ではのびのび枝を伸ばすものなのだろうか・・。
叔父さんは、「たいして値打ちのある木ではないのだから全部切って家庭菜園にしろ。」とはいうのだが、その叔父さんの家からあの松は運ばれてきたのだし、槇の木は元の小船のオーナーさんの家に植わっていたものだそうで、多分樹齢は100年くらいたっているのじゃないかとのことだ。そう思うやっぱり切り倒せない。ざんぎり頭でもなんでも僕が刈れるうちは刈り続けようとは思っている。



船底塗装もそうだし、散髪や剪定というのは、お金や労力をかけても元の状態に戻るだけだ。こういうのを物理学では、「低エントロピー状態を維持する。」ということになるのだが、人生学では、「むなしさだけが増大する。」と言い換えられるのかもしれない。

コメント
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