場所:水軒沖
条件:中潮 7:59満潮
釣果:ボウズ
今日も午後から行きたいところがあるので朝一だけ出かけてみた。なんとしてもあのサワラを釣りたいという欲望は消えることがなく、禁断の仕掛けだけを持って港へ向かった。
1時間ほどで戻りたいので、そういうときは小船のほうが便利なのだが、次の休日は雨模様なので大きい方の船を動かしておこうということにした。
今日も明るくなってから出港。港内のコンテナクレーンの夜間灯が変わっている。なんだかクリスマス仕様になったかのようだ。これをいろいろなパターンで点滅させると宇宙人と交信できるかもしれない・・。
これからはこの光景を見ながら沖へ向かうことになる。
一文字の切れ目を越えたところからスタート。
今日も僕と同じように禁断の仕掛けを流している船がいる。前回見た船と同じ船だ。
これだけ頻繁にやってくるということはやっぱり釣れているのだろう。期待が持てる。
広範囲に探ってみようと、切れ目から新々波止の赤灯台に向けて移動。そこから防波堤沿いに流してゆく。午前7時までやってみたが結局かすりもせず、ボイルも見えることなく終了。
日ムラがあるのか、もう少し粘ればボイルが現れるのか、まったくわからないが、2回連続で何のアタリもないとこの釣りについての信頼性が揺らいでしまう。アタリがなければこれほど面白くない釣りもないというのだからなおさらだ。
去年も今頃が最後だったので今年も今日で終わりなのかもしれない・・。
こんなに早くあがったのは、ちからさんがご自分の船を上架するというので少しでもお手伝いをしようと考えたからだ。いつも僕のほうが手伝ってもらってばかりいるので休日が合う時は参上しなければという、ほぼ押しかけ手伝いという感じだ。ちからさんはベテランだから僕の手助けなど必要とはしていないし、彼にはたくさんの漁師仲間がいるのでそれでほぼ手は足りているはずなので押しかけ手伝いということなのだ。
スロープに到着してみると、ちょうど船が岸壁から離れるところであった。いそいで乗り込み船台の前のポールを確保する係をする。これについては前でポールを取ってもらうのとひとりでやるのとでは安心感がまったく違う。まあ、これも今日みたいな穏やかな日だとちからさんならひとりで難なくこなせるはずなのでここもただの押しかけだ。逆に僕のほうがちからさんの手際を観察させてもらって勉強させてもらっているのである。
無事に上架が終わり、フジツボを掻き落とす。「かなり付いているので船がまったく走らない。」とおっしゃっていたけれども、僕の時よりもはるかに付着量は少ない。和歌浦と水軒の水質の違いなんだろうな。不必要な栄養分がないだけむやみに付着しないのだろう。
ということで、二人でやると作業はあっという間に終わって僕はここまで。
午後からは図書館のバックヤードツアーに参加してきた。貸し出し窓口に案内のパンフレットが置いてあったので応募したら当たってしまった。当たったというか、これはメールで申し込むのだけれども、これには受付開始日というのがあったのだが、それに気付かずその前にメールを送ってしまっていた。普通ならこの応募は無効ですという知らせをするらしいのだが、図書館の人もそれに気付かず応募開始日を迎えてしまい仕方がないのであなたを当選したことにしますというので当選したという具合だ。要は不正をして当選させてもらったということである。まあ、なんでも構わない。普段見ることが出来ないところを見せてもらうのはうれしい。
書庫の中を案内してくれるのだが、ここには普通の書籍だけではなくて貴重書籍というものも保管されている。歴史的貴重な古い書物や文書が温度と湿度が管理された特別な部屋に置かれているのだが、これが特別と言いながらけっこう簡易なものに収められているのが面白い。「小梅日記」という幕末から明治に書かれた日記なのだが、当時の風俗を克明に記録しているということで貴重な資料ですといいながら普通の段ボールの箱に入っていたり、有吉佐和子の直筆の原稿はなぜか切手が貼られた封筒に入っていた。
ちなみに小梅日記には、坂本龍馬の暗殺や、ハレー彗星、黒船の来航などのことも書かれてるそうで、ラジオや新聞もない中で和歌山に居ながらこんな情報を普通の若い女性が得ることができたというのは驚きである。噂や情報というのは手段がどうであれ瞬く間に拡散するというのが世の常であるのかもしれない。
和歌山県立図書館には100万冊の蔵書があるそうだ。地下は2層になっていて、1階、2階にも書庫がある。当たり前だが中は本だらけ。案内をしてもらいながら背表紙のタイトルを眺めているとこの本の内容はどんなものだろうと興味をそそられる。人生を1000回やり直しても読み切れるものでもないがその万分の1でも読みたいものだ。
おみやげにもらったのは「参考書」という、辞書などの貸し出し禁止の書物に貼るシールだ。
僕も家に置いている辞書に貼り付けてみた。ここだけ図書館みたいになった。
条件:中潮 7:59満潮
釣果:ボウズ
今日も午後から行きたいところがあるので朝一だけ出かけてみた。なんとしてもあのサワラを釣りたいという欲望は消えることがなく、禁断の仕掛けだけを持って港へ向かった。
1時間ほどで戻りたいので、そういうときは小船のほうが便利なのだが、次の休日は雨模様なので大きい方の船を動かしておこうということにした。
今日も明るくなってから出港。港内のコンテナクレーンの夜間灯が変わっている。なんだかクリスマス仕様になったかのようだ。これをいろいろなパターンで点滅させると宇宙人と交信できるかもしれない・・。
これからはこの光景を見ながら沖へ向かうことになる。
一文字の切れ目を越えたところからスタート。
今日も僕と同じように禁断の仕掛けを流している船がいる。前回見た船と同じ船だ。
これだけ頻繁にやってくるということはやっぱり釣れているのだろう。期待が持てる。
広範囲に探ってみようと、切れ目から新々波止の赤灯台に向けて移動。そこから防波堤沿いに流してゆく。午前7時までやってみたが結局かすりもせず、ボイルも見えることなく終了。
日ムラがあるのか、もう少し粘ればボイルが現れるのか、まったくわからないが、2回連続で何のアタリもないとこの釣りについての信頼性が揺らいでしまう。アタリがなければこれほど面白くない釣りもないというのだからなおさらだ。
去年も今頃が最後だったので今年も今日で終わりなのかもしれない・・。
こんなに早くあがったのは、ちからさんがご自分の船を上架するというので少しでもお手伝いをしようと考えたからだ。いつも僕のほうが手伝ってもらってばかりいるので休日が合う時は参上しなければという、ほぼ押しかけ手伝いという感じだ。ちからさんはベテランだから僕の手助けなど必要とはしていないし、彼にはたくさんの漁師仲間がいるのでそれでほぼ手は足りているはずなので押しかけ手伝いということなのだ。
スロープに到着してみると、ちょうど船が岸壁から離れるところであった。いそいで乗り込み船台の前のポールを確保する係をする。これについては前でポールを取ってもらうのとひとりでやるのとでは安心感がまったく違う。まあ、これも今日みたいな穏やかな日だとちからさんならひとりで難なくこなせるはずなのでここもただの押しかけだ。逆に僕のほうがちからさんの手際を観察させてもらって勉強させてもらっているのである。
無事に上架が終わり、フジツボを掻き落とす。「かなり付いているので船がまったく走らない。」とおっしゃっていたけれども、僕の時よりもはるかに付着量は少ない。和歌浦と水軒の水質の違いなんだろうな。不必要な栄養分がないだけむやみに付着しないのだろう。
ということで、二人でやると作業はあっという間に終わって僕はここまで。
午後からは図書館のバックヤードツアーに参加してきた。貸し出し窓口に案内のパンフレットが置いてあったので応募したら当たってしまった。当たったというか、これはメールで申し込むのだけれども、これには受付開始日というのがあったのだが、それに気付かずその前にメールを送ってしまっていた。普通ならこの応募は無効ですという知らせをするらしいのだが、図書館の人もそれに気付かず応募開始日を迎えてしまい仕方がないのであなたを当選したことにしますというので当選したという具合だ。要は不正をして当選させてもらったということである。まあ、なんでも構わない。普段見ることが出来ないところを見せてもらうのはうれしい。
書庫の中を案内してくれるのだが、ここには普通の書籍だけではなくて貴重書籍というものも保管されている。歴史的貴重な古い書物や文書が温度と湿度が管理された特別な部屋に置かれているのだが、これが特別と言いながらけっこう簡易なものに収められているのが面白い。「小梅日記」という幕末から明治に書かれた日記なのだが、当時の風俗を克明に記録しているということで貴重な資料ですといいながら普通の段ボールの箱に入っていたり、有吉佐和子の直筆の原稿はなぜか切手が貼られた封筒に入っていた。
ちなみに小梅日記には、坂本龍馬の暗殺や、ハレー彗星、黒船の来航などのことも書かれてるそうで、ラジオや新聞もない中で和歌山に居ながらこんな情報を普通の若い女性が得ることができたというのは驚きである。噂や情報というのは手段がどうであれ瞬く間に拡散するというのが世の常であるのかもしれない。
和歌山県立図書館には100万冊の蔵書があるそうだ。地下は2層になっていて、1階、2階にも書庫がある。当たり前だが中は本だらけ。案内をしてもらいながら背表紙のタイトルを眺めているとこの本の内容はどんなものだろうと興味をそそられる。人生を1000回やり直しても読み切れるものでもないがその万分の1でも読みたいものだ。
おみやげにもらったのは「参考書」という、辞書などの貸し出し禁止の書物に貼るシールだ。
僕も家に置いている辞書に貼り付けてみた。ここだけ図書館みたいになった。